2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

日本人の食文化「口中調味」は複雑な味わいを生む高等技術だ [264364287]

9 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ e7d0-ZiqM):2016/12/05(月) 00:43:20.68 ID:iM6/NaCv0?2BP(1000)

 日本人の特徴的な食べ方に、「口中調味」がある。
味つけのない白いごはんを、口のなかで咀しゃくしながら他のおかずで味つけをする。ごはんとおかずを交互に食べる、
いわゆる「三角食べ」のようなスタイルだ。いっぽう、欧米ではフレンチのコース料理に象徴されるように、ひとつひとつの皿を平らげながら食事は進んでいく。
食に造詣の深いエッセイスト、玉村豊男氏は著書でこう書いている。

「口のなかに入れた食物の咀嚼を途中で止めたまま、口を半開きにしておいてそのまま次の食物や液体を放り込むのは、けっこう微妙な運動神経を必要とする作業です。
(中略)そもそも彼らにはそんな高等な技術を要する芸当はやれと言われてもできないのです。欧米人は、ほぼ例外なく、できないと断言してよいでしょう」(集英社新書『食卓は学校である』より)

 口中調味は味への受容を広くすると言われる。
完成された品を一皿ずつ食べるより、さまざまな複雑な味わいを生むとされているからだ。
もっとも近年、日本人でも何かひとつのものを食べ続ける「ばっかり食べ」が増え、口中調味力が落ちているとも言われている。

総レス数 78
19 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200