アベノミクスによって民主党政権時代に日本を取り巻いていた重苦しい停滞感が払拭された ← これマジ?

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「アベノミクス、日本が自信取り戻した」　旭化成社長
http://www.asahi.com/articles/ASJCS2TDVJCSULFA001.html

■旭化成　小堀秀毅社長に聞く

　日本銀行が掲げる物価上昇率の前年比２％という目標達成は、当分は厳しいのではないか。日銀はやるべきことはやっていると思うが、マイナス金利政策はよくなかった。
「マイナス」という言葉自体も、マイナス思考をイメージさせてしまう。わが社も、退職給付金の運用でこの影響を受け、収益面で数十億円のマイナスになった。

設備投資は堅調、賃上げには慎重
　物価上昇率の目標が達成できていないことを日銀自らが検証したが、確かに原油価格の下落は想定外だった。
だが、税率８％への消費増税後の景気低迷は想定できたことで、（目標不達の）理由とするのは理解に苦しむ。

　アベノミクスは一定の評価はできる。財政出動は必ずしも十分ではないが、前政権時に比べ為替はかなり円安に戻り、
株高にもなった。日本が国全体の自信を取り戻したことは大きい。

　やはり政権と国会でねじれがあると、政策を実行しようとしても進まない。進まないということは、国民にもいらだちが募り、
政治に対する不安感が出てくる。安心して政権を任せられるのは重要だ。それなりの為替と株価の状態で今年の収益が来年も続き、少しずつ賃金が上げられるようであれば、経済の好循環が生まれてくると思う。

　名目ＧＤＰ（国内総生産）６００兆円の目標は、達成するためにもっと具体的に突っ込んだ施策を出さないといけない。
お題目は挙がっているが、達成するための大胆な手段や方法の中身が見えない。（聞き手・宮崎健）