三重県が１９社の借入金状況をメールで誤送信 [771738842]

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県は二十四日、林業や製材に関する県内の十九社が資金を
借り入れた状況を、誤って別の十三社に電子メールで送信
したと発表した。

四日市農林事務所の担当者がデータの内容に気付かず送信
したのが原因。

県によると、メールは十九日夜に送信。
国の融資制度を来年度中に利用するかを尋ねる調査票と記載
例だけを送信するはずが、本年度中に融資制度を利用した十九社
の借り入れ実績も誤って添付した。

借り入れ実績のデータには、県内の十九社が融資を受けた金額や、
融資をした銀行と信用金庫の名称などが記載されていた。

融資額は数百万―数千万円という。
いずれも送信先とは別の会社だった。

職員がメールを送信して間もなく誤りに気付いた。
ファイルを開封するパスワードも、このメールに直接記入していたという。

送信先の十三社に電話で削除を依頼し、十九社と金融機関には訪問
して謝罪した。今のところ被害状況は報告されていないという。

また、県は十二日付で各農林事務所に要望状況の調査を求めるメール
を送信した際、調査票などと合わせて実績データを送信していたが、
データの取り扱いに関する注意などは記述していなかったという。

県森林林業経営課は
「事業者には大変申し訳なく、事業活動にも影響があるのではと思う。
　職員にはルールの順守を徹底させる。
　個人情報を含むデータを適切に管理しているかの点検もしたい」
としている。

http://www.isenp.co.jp/news/20170125/news03.htm