県内初の地熱発電なるか 立山カルデラで掘削調査へ
【2017/02/01 18:09】
県内初となる地熱発電所の建設に向けて、大きく前進しました。
県は、立山カルデラにおける熱源の分布を把握するため、新年度から、掘削調査に乗り出します。
１日県庁で開かれた再生可能エネルギーの推進策を検討する会議。
去年８月から、県が有識者との議論を重ね、今後取り組むべき施策を取りまとめました。
なかでも、注目すべきは、立山カルデラにおける地熱発電の開発が、有望だと判断されたことです。
国の補助を受けた県は今年度、１億２０００万円の事業費をかけて、地表から、地下の資源構造を解明する調査をおこない、
「地下深くで熱を貯める『地熱貯留層』の存在が推定される」と結論付けました。
会議が取りまとめた施策には、この『地熱貯留層』の存在を確認するために、新年度に掘削調査を実施することが盛り込まれました。
『地熱貯留層』が確認されれば、県内初となる地熱発電所の建設が可能となります。
会議終了後、山地座長から正式に提言を受けた石井知事。
およそ１０年もの歳月を要し、多くの困難も予想される地熱発電の開発に、意欲を示しました。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20170201172046