落ちろ、蚊トンボ！←Ｚの名セリフってこれしかないよね [388787307]

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ドローンの安全性高めろ　センサー多重化、非常時にパラシュート
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO13462570Y7A220C1000000/

■「落ちない」はウソ

　２月18日、神奈川県藤沢市で落下したドローンが人と接触する事故が起きた。
建築現場を空中から撮影している途中で通信が途絶し、ドローンがクレーンにぶつかって
墜落したという。現場にいた30代の工事関係者が顔に傷を負った。
業務用ドローンが人と接触する事故は国内で初めてだが、ドローンが墜落する事例は
後を絶たない。活用には安全性の向上が急務だ。

ＤＪＩはこれらの冗長化を進めている。昨年３月に発売した主力機種「ファントム４」は、
ＩＭＵと機体の方向を検知するコンパスを二重にした。ＧＰＳとロシアが運用する
衛星測位システム「ＧＬＯＮＡＳＳ」の計24個の衛星から位置情報を受け取るシステムを
新たに取り入れ、より早く正確に位置情報を割り出せるようにした。
　またファントム４や昨年９月に売り出した小型機「マビック　プロ」には、地面の模様を
認識するカメラセンサーと高さを計測する超音波センサーを２つずつ付けた。位置情報が
届かない屋内でセンサーの一方が故障しても安定動作する。

ドローンベンチャーの自律制御システム研究所（ＡＣＳＬ、千葉市）は４月に発売予定の新機種に、
６個のプロペラのうち１つが壊れても正常に飛行できる技術を実装する。
ＦＣがどのモーターが止まったかを検知し、瞬時に個々のプロペラの動作を変更するという。
故障の予兆も認識でき、停止する前に切り替えられる。

ＡＣＳＬはさらに、専用のパラシュートを搭載できる機種も用意している。機体の傾きや加速度から落下を検知し、
0.1秒でエアバッグのように自動で開く。本体の電池に異常が発生しても動作するよう、
電池やセンサーは別。毎秒５メートルほどの速度になり、落下しても機体にも衝撃が少ないという。
同社の代表取締役を務める、千葉大学の野波健蔵特別教授は今後「飛行中に故障の兆候を察知し、
周辺で落下してもより危険が少ない場所をドローンが見極めて移動するシステムが必要になる」と話す。