長野県民の８割が歌える「信濃の国」　長野けんもめんこれほんと？ [533895477]

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長野県民の８割が歌える「信濃の国」　制定から５０年、次代へ継承

長野県民の約８割が歌えるという高い人気を誇る県歌がある。「信濃の国」だ。明治時代に誕生した歌は、県歌に制定されてから５月で５０年を迎える。
千曲川、駒ケ岳、木曽義仲…。郷土の自然や著名人をちりばめた６番までの歌詞に、「７番」を新たに募る構想も一時浮上。次代へ歌い継ぐ模索が続く。
「信濃の国は十州に　境連ぬる国にして」

県によると、「信濃の国」は県師範学校の教諭２人がそれぞれ作詞、作曲した唱歌で明治３３年に完成した。日清戦争後、地元の教育団体が「戦争と離れたテーマを教材に」と作成を依頼。師範学校の卒業生が県内の学校に広め、歌い継がれてきた。
県教育委員会が昨年実施した調査によると、約９６％の小学校で歌う機会があり、別の県調査では、少なくとも１番を歌える県民は７９％に上る。

「多様な風土を抱える信州人が気持ちを一つにできる、バランスに配慮した歌詞だ」と、昭和４３年の制定に関わった当時の広報県民室長、太田今朝秋さん（９５）は、広く浸透した理由を分析する。
太田さんには忘れられない光景がある。４３年２月、県で開かれたスキー国体開会式。「信濃の国」が演奏されると観客席の３千人が一斉に立ち上がって大合唱を始めたのだ。打ち合わせにない“サプライズ”で「県歌に」と世論がわき起こり、３カ月後に制定された。
それから半世紀。県は新しい歌詞の公募を検討したが、「まずは全曲を完璧に歌えるようにすべきだ」との意見が多数寄せられ、断念した。「もう十分にいい歌だ」との指摘も多く、担当者は「愛されていると改めて感じた」と振り返る。
一層の普及を目指し、県は小学生がリレー形式で歌う動画を作るほか、制定日の５月２０日ごろに「信濃の国」を歌う記念事業も計画している。
教員経験があり、今も同窓会で教え子と歌うという太田さんは信じてやまない。「１００年後も歌い継がれていますよ」
http://www.sankei.com/life/news/180307/lif1803070033-n2.html

長野県民の８割が歌える「信濃の国」 長野けんもめんこれほんと？ [533895477]

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