気候変動デモの参加者を非難した米ハーバード大生、元恋人から性癖を暴露される「あいつはクンニしないのよ」 [568746974]

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米ハーバード大学応用数学部専攻の学生、アリソン·チャンさんの11月26日付のツイートは、以前付き合っていた同じハーバード大学に通う4年生、クリストファー·コルビーについてのものだった。

「全米の大学に対する左派による偏見や暴言を暴く」をモットーにする右派系全国刊行誌『キャンパス·リフォーム』の寄稿記者でもあったコルビーは、『Fox and Friends』にゲスト出演し、
ハーバード対イェール大学のフットボールの試合に現れた気候変動活動家らを批判して、Twitterで注目を集めた。
この抗議活動は、化石燃料を扱う企業やプエルトリコの債務回収企業との関係を断つよう、大学側に求める運動の一環として行われた。

「大勢の人々が当惑していると言わざるを得ません」と、コルビーはこう述べた。「抗議デモはかなりお粗末なものでした」。
彼はデモを「リベラル派が」学生を苛立たせるためだけに煽り立てた「中身のない政治活動の類」だと評した。
「彼らは学生が楽しみにしていた日をわざわざ選んで、好き勝手に振舞っています。はた迷惑もいいところです」

「当惑している」という表現の半分間違った使い方はさて置き、彼の上から目線の発言は当然ながらTwitter上で叩かれた――そこへ登場したのがチャンさんだ。
「1週間前にこの男と別れたばかりなんだけど、正直、別れて大正解だったわ」と、コルビーのTV出演に関するツイートのひとつに彼女はこのようにリプライし、さらにこう続けた。
「あいつはクンニしないのよ。でも、みんなもうご存知よね」

ローリングストーン誌との電話インタビューでチャンさんは（彼女も関係解消運動のメンバーだが、先週末のデモには参加していない）、コルビーとの短い交際の経緯について少し説明してくれた。
2人が出会ったのは1カ月前、ハーバードが誇る演劇集団ヘイスティ·プディングの活動を通してだった。
「出会いの場としては、政治色は全くありませんでした。なので、彼の経歴については全く知らなかったんです」とチャンさん。
共通の友人から、コルビーがキャンパス·リフォーム誌に関わっていること、以前Foxニュースに出演したことを聞かされたが、チャンさんはそれが交際に響くとは思わなかった。
「対話や意見交換のきっかけになると思ったんです。すごく楽観的でしたね」

チャンさんによれば、2人が数週間前に別れた理由は、政治的意見の違いやベッドでの営みとは関係がなく、円満な別れだったそうだ（コルビーにもコメントを求めたが、返答はない）。
だが『Fox & Friends』に元恋人が出演しているのを見て、「正直ブチ切れました」とチャンさん。
彼女は抗議デモが非常に「強大」で「試合を遅延させることはなかった」と述べ、コルビーの意見に真っ向から反対している。
取り分け、コルビーがTV番組の中で抗議を批判したことに苛立ちを募らせている。というのも、彼はかつて気候変動に対しての運動への支持を口にしていたからだ。
「彼が私に嘘をついたか、またはFoxに魂を売ったかのどちらかです」とチャンさんは言う。
「きっとその両方でしょうね。ですから、彼をけなしても罪悪感は感じていません」

インターネットニュースサイクルの例に漏れず、チャンさんのツイートはソーシャルメディア上の大きな話題に小さなさざ波を立てた。
彼女のツイートには2500件以上のいいねが寄せられ、投稿から24時間も経たないうちに2000人以上もフォロワーが増えた。
話題の大半は、当然といえば当然だが、ハーバード大学の学生が展開する関係解消運動ではなく、専ら右派寄りの男はみんなクンニ嫌いなのか、という内容に終始している。
「あのツイートが政治的色合いを帯びるなんて、興味深いですね。『あいつがクンニしないってことは、間違いなく保守派だ』なんて」と彼女は言う。
とはいえ彼女は、ツイートの目的はコルビーを懲らしめるのではなく、対話に「少々ユーモアを加えながら」、
ハーバード対イェール大学の試合のデモの後、参加者42人が治安紊乱行為で起訴されたことに世間の注意を惹くことだったと言う。

そもそも、クンニしたがらない男となぜ付き合ったのか？　
「その点に関しては、深くお話はしませんが、他の点では順調でしたよ」と彼女は言った。「この件に関しては、私からお話しするのはここまでですね」

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/32020?n=1&e=32629