お米券進呈・・・・・ぱちぱち・・ [498596218]

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鳥取）倉吉農高、お米甲子園で５年連続金賞

倉吉農業高校（鳥取県倉吉市）の生徒が育てた米「縁結び」が昨秋、全国の二つのコンテストで金賞に輝いた。

　受賞した米を育てた生徒３人が昨年１２月下旬、県庁を訪れ、受賞を報告した。試食した平井伸治知事は「適度な歯ごたえと甘みがある。金賞に値するおいしいお米だ」と絶賛した。

　食品科・流通コースの生徒が米を育てた。学校敷地内の水田で５月中旬に田植えをし、９月中旬に収穫した。また、山上沙也香さん（３年）ら２人は、同市内の山間部の地元農家から借りた水田でも米を育てた。修学旅行で大阪府内から訪れた中学生といっしょに農作業をした日もあったという。

　同校では、毎年３年生を中心に米作りを行っている。生徒たちはより米をおいしくするにはどうすればいいかを考え、教員や地元農家からアドバイスを受けながら試行錯誤を重ねた。
昨年は田植え前に乳酸菌の入った肥料をまき、土の中の微生物の働きを活発化させるなどの工夫を施した。これにより、米のおいしさを表す数値、味度を上げることに成功したという。

　米作りに休日はない。生徒たちは夏休み中も学校に通い、毎日交代で世話をした。森姫香さん（同）は「数日経つとすぐに雑草が生えてしまう。暑い中での草刈りが一番大変だった」。谷口亜津希（あつき）さん（同）は「田んぼで育てるだけじゃない。精米もすごく大事な作業だと感じた」と話した。

　こうして出来上がった米は、全国から７８校が出場した「全国農業高校お米甲子園」で、１８３の検体の中から３番目の票を獲得。最高金賞に次ぐ、同校として５年連続の金賞に輝いた。

　指導した前田賢一・実習助手（４５）は「５年連続というプレッシャーもかかる中、すごく熱心にやってくれた」とねぎらった。

　さらに、山上さんら２人が育てた米は、静岡県で１１月に開かれた「第１６回お米日本一ｉｎしずおか」でも金賞を受賞。このコンテストには高校の区分がなく、一般農家も対象になっている。
金賞を高校生が受賞するのは全国で初めての快挙だった。山上さんは「今年は天候が悪くダメかなと思っていた。頑張って作ったお米が評価されてうれしい」と喜んだ。