吸血姫美夕 [513871482]

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https://digital.asahi.com/articles/ASN4K76C8N4HONFB013.html

三重）不要不急じゃありません　献血への協力呼びかけ

新型コロナウイルスの感染拡大が、献血にも影響を及ぼしている。三重県内でもイベント会場や企業などに運行する献血バスは中止が相次ぎ、会場の変更や代替地探しを迫られている。3月中旬以降は献血ルームを含めて目標量に届かず、県赤十字血液センター（津市）が協力を呼びかけている。

　「大変なときに来ていただいて、ありがとうございます」。三重県名張市役所に献血バスが予定通り出動した15日、受付会場の入り口で、センター職員が市民や市職員に声をかけた。会場に来た60代男性は「血液が足りないと思って来た。有効に使ってもらえれば」と話した。

　献血希望者には非接触型の体温計で体温を測り、手指の消毒を促す。問診の後、献血バスへ。その入り口は開放して換気をよくして、待機席も対面しないようにしている。センターは職員の体温測定、健康管理、会場の消毒にも気を配る。

　センターによると、県内では400ミリリットル換算で月に献血バスで約2千人分、献血ルーム（津市、伊勢市、四日市市）で約800人分の血液が必要だ。しかし、献血バスの運行は3月3日～5月26日、当初の計画から32件が中止に。協力企業から中止を要請されたり、イベントが取りやめになったりしたためだ。センターは、別の場所探しに向けて動いている。

　東海北陸7県の献血血液の確保（献血ルーム分を含む）は4月5～11日は計画に対し、79・7%にとどまった。三重県では、3月15日以降を1週間単位でみると、90%台が続く。

　センターは、大型連休の前に厳しい状況になることを懸念する。日本赤十字社はホームページを通じて、「献血へのご協力は不要不急の外出にはあたりません」とアピール。センターの担当者は「近隣のセンターからの融通が難しい場合もありうる。目標量の100%以上を達成したい」と話す。

　献血ルームは密集を防ぐため、事前予約を実施中。献血バス運行を含めた情報については、センターのホームページで確認できる