【走れネカフェモメン】ホテルサンプラザ、３９０円宿泊プラン [147827849]

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３９０円ポッキリで泊まれる大阪のホテルが話題になっている。
ＪＲ新今宮駅から徒歩０分の「ホテルサンプラザ」だ。通常料金２０００円を、１月１８日から３９０円に大幅に値下げした。

以前は客室稼働率が平日で８割、週末で満室状態だったが、コロナ禍で昨年３月から３割に落ちた。
そこでネットカフェに寝泊まりしている人を救済するために３９０円の「サンキュープラン」を打ち出したのだ。

「ネットで話題になってからお客さまが急増し、稼働率は平日で５～６割、週末で７割です。とはいえ布団のシーツ代の実費が上下で２００円、枕カバー代が１００円。
人件費や光熱費などもかかるので完全に赤字です。お客さまはサラリーマンも多く、７～８割が大阪の方。２０～３０代が中心で、半分は女性です。
カップルのほか、終電を逃してお泊まりになる方もいます。これまで１００件のご利用がありました」（販売促進課主任の角谷正樹氏）

チェックインは午前７時から。チェックアウトが翌朝１０時だから、最大２７時間滞在可能だ。浴室とトイレは共用だが、１０階建ての５フロアに無料の個室シャワーを完備。
無料のコーヒーサーバーも設置している。３９０円で泊まれるのは初回１回限りという決まりだが、パソコンで過去の宿泊歴を調べるような野暮なことはしていない。

　旅ジャーナリストの間貞麿氏が言う。

「通常の２０００円がギリギリの損益ラインでしょう。３９０円はかなりの冒険ですが、人が使うことで客室の空気を入れ替え老朽化を防ぐことができる。
来客でスタッフのモチベーションが高まるメリットもあります。何より大きいのが宣伝効果。人情話好きな大阪という土地柄、困った人たちに手を差し伸べたことで
府民に好印象を与えたのは間違いありません」

　このサンキュープランは今月２８日で終了するが、実は次の救済策も考えている。

「あくまでも検討段階ですが、３月から５６７０円で１週間泊まれる『コロナに負けるなプラン』を企画しています。初日は３９０円だけど、２日目からの２０００円を
負担に感じるお客さまのために考案しました」（角谷正樹氏）

　５６７０円は「コロナ」をもじった金額。また大阪名物が生まれそうだ。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284797/3

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