郡山市「市ゆかりの作家の親族から買い取った97年前のフィルム修復したらすげー人写ってた！」91年前死去の田山花袋が動く映像を初確認 [296617208]

https://img.5ch.net/ico/nida.gif
田山花袋の動画を初確認　久米正雄撮影のフィルム、修復に成功
5/26(水) 19:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ccffe69527a852b80cb58fc18dbba3cd7b5d0ec

福島県郡山市と横浜市立大は26日、同市ゆかりの作家、久米正雄（1891～1952年）が撮影した
無声映像フィルムのうち2本の修復に成功したと発表した。
うち1本には久米と交遊のあった文学者らの姿が確認できる。
中でも「蒲団」「田舎教師」などで知られる自然主義文学の代表者、
田山花袋（1871～1930年）の動画は初めての確認になる可能性が高いという。

フィルムは、市が1998年に親族から購入した。
市は同大と昨年から調査を始め、庄司達也教授（日本近代文学）らと連携し、
経年劣化や破損の激しかった12本のうち2本の修復と内容の確認を続けていた。

修復は、フィルムの現像やデジタル化などの専門技術を持つ
「ヨコシネディーアイエー」（横浜市）が担当した。
約50秒間の映像が修復されたフィルムには1924年4月24日に雑誌「随筆」の企画で、
川崎市内の多摩川河畔を散策する久米や田山、里見弴らの文学者16人が映っていた。

庄司教授が群馬県館林市の田山花袋文学記念館に問い合わせたところ、
これまで動画に映った田山は確認されていないという。

もう1本の約16秒間の映像フィルムの撮影時期は不明で、
多摩川河畔の東京側で撮影されたものらしい。

市では修復した2本の映像を、75年に焼き直しされて再生可能な6本の映像と共に
「久米正雄記念館」のある「こおりやま文学の森資料館」（同市豊田町）で展示公開する予定。
市は残る10本の修復調査も同大と協議して進める。
【熊田明裕】

◇久米正雄

長野県上田町（現上田市）生まれ。
幼時に父を亡くし、母の出身地・郡山に移る。
旧制安積中（現安積高）、東京帝大（現東大）英文科卒。
菊池寛らと同人誌「新思潮」の主要な書き手となり、小説や戯曲、翻訳、
文学評論の著作に加え、俳号「三汀（さんてい）」で俳人としても活躍した。
芥川龍之介や川端康成、里見弴ら鎌倉に住んだ文学者の総称「鎌倉文士」の中心メンバー。
第二次世界大戦前には毎日新聞の前身の一つ、東京日日新聞の学芸部長や顧問などを務めた。