歴史教科書に載らないホモの偉人たち [227127915]

https://img.5ch.net/ico/kasiwamoti1.gif
日本では男性同士の恋愛は古代まで遡る。そこに偏見や差別はなく、江戸時代までは一般的なことだった。

いまでは振り袖は若い女性が着るものとなっているが、江戸時代には若い男性で振り袖を着る者もいた。

また、『枕草子』で清少納言が「舎人の顔のきぬもあらはれ」と平安時代には男性も一般的に化粧をしていたことがうかがわれる。

奈良時代、養老4年（720年）に成立した日本最古の『日本書紀』巻第九神功皇后には「阿豆那比之罪」との記載がある。そこには小竹祝（しののはふり）と天野祝（あまののはふり）の物語がある。

それは「善友（うるわしきとも）」とただの友ではない特別な関係、つまり同棲相姦の関係が示されている。これは日本最古の男色の記述である。

ほかにも、『万葉集』『伊勢物語』、『源氏物語』にも男同士の恋愛物語が数多く綴られている。

井原西鶴は日本の男色文化は神代まで遡ると指摘する。

西鶴の著作である『男色大鏡』には、当時、男神とされた天照大神が、男神である日千麿命（ヒノチマロノミコト）を深く愛（め）でたと綴られている。

日本国土の生みの親である男神・伊耶那岐命（イザナギノミコト）と女神・伊耶那美命（イザナミノミコト）が誕生する前の時代には、神さまといえば男神であり、故に男色が盛んだったと西鶴はいうのだ。

天皇の命令で編成された勅撰和歌集『後拾遺和歌集』には、僧侶と稚児の男色が詠まれて、宮中においても、貴族が美しい少年を側に置き、枕をともにすることは珍しいことではなかった。

『養生訓』を記した貝原益軒は、「男色の戯れは弘法以来のことなり」と綴っている。

奈良時代、仏教の戒律で性行為に対する戒めに四分律の淫戒があるが、それは僧侶のあらゆる性交を戒めるものであった。

空海が、唐に留学していた当時、唐では男性同士の同性愛が流行していた。

そして空海の帰国後、平安時代の僧侶の間で剃髪前の少年僧との男色が流行したことから、空海が密教とともに男色も持ち帰ったという俗説がある。

高野山や寺院では女人禁制と女性を遠ざけたことで、男色が僧侶の間で活発になったというのだ。

密教には灌頂という儀式がある。それは弟子の頭頂に智水を注いで、仏の位を継承させることを示す重要な儀式であり種々の分類と作法がある。

かつて天台宗では剃髪しない少年修行僧の稚児との性交を儀式とした稚児灌頂（ちごかんじょう）というものがあった。

それは稚児を灌頂の儀式化することで少年を観音菩薩の化神として、信仰の対象としたのである。

灌頂することで少年は観世音菩薩の化身となり、寺院において僧侶が少年と交わることが正統化されたのである。まさしく、それこそ法悦だったのだろう。

こうした奸智は、ただ単に僧侶が稚児を性欲のはけ口とするためのものであり、神聖なものではなく、堕落を意味するのは明白だ。

しかし、こうした習慣は秘密裏に拡大し仏教寺院の多くは美少年であふれ返っていった。

室町時代に編纂された『秋夜長物語』『鳥部山物語』には僧侶と稚児を題材とした恋愛模様が数多く描かれている。

ほかにも、仏教の開祖、釈迦が出家した際、妻子への慕情を断つ手段として男色の道へと進んだ、と男色の開祖は仏陀にまで遡るなどの曲解が生まれた。

その背景には、仏教が掲げる禁欲、不邪淫といった戒律の反動による影響が少なくないと思われる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1359b22067747846e0df808761a876c0fb44ad4e