富山県の大規模商業施設「まん防出たので入場制限します」→客が少なく入場制限する基準に達せず [505621852]

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大規模施設、客少なく　富山市、まん延防止適用　入場制限に至らず
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/503557
2021/8/21 05:00

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が富山市に適用された２０日、
時短営業や人数制限などが求められる市内の大規模商業施設で客数の減少が見られた。
ファボーレと富山大和ではともに、入場を制限する基準に達しなかった。
感染拡大に歯止めが掛からない中、客からは生活必需品の買い物にも慎重な姿勢がうかがえ、
施設側は「厳しい状況が続きそうだ」と見通した。

午後７時前後のファボーレでは、仕事帰りの会社員や家族連れらが食品売り場などを行き来した。
通常は混雑する時間帯だが、レジ待ちの列はあまり見られなかった。
同時間帯の利用が多い市内の４０代女性は
「レジに並ばずに済んだ。いつもよりお客さんが少ないのかもしれない」と話した。

市内の５０代会社員男性も、買い物中に混雑は感じなかったという。
県内で新規感染者が連日１００人を超えていることに触れ
「気を付けなければいけないという思いが強くなった。買い物の時間帯や滞在時間にも注意したい」とした。
この日も食品売り場以外には立ち寄らずに帰宅した。

施設を運営する富山フューチャー開発（同市）の担当者は２０日の客数について
「昨年の同時期と比べ３～４割ほど減っている感覚だ。外出を控える意識が高まっているのではないか」
と予想した。県の警戒レベルの引き上げなどに伴って減少傾向だったが、さらに減ったという。

同施設では生活必需品を扱う食品売り場など一部を除き、閉店を１時間前倒しした。
駐車場の最大利用台数を減らすなどして混雑を防ぐ。
担当者は「生活する上で避けられない買い物もある。安心して来てもらえるよう、対策を徹底する」と話した。

富山大和では午後４時時点で、客数が前年同時期の金曜の８割ほどにとどまった。
入館者数が４千人を超えた場合は入場を制限するが、上限に達しなかった。
担当者は「前日よりも客数が減っている。今後も少ない状況が続くのではないか」と見通した。

酒買い求める客も
富山市内の飲食店に時短営業や酒類の提供自粛が要請された影響で、
「家飲み」用に酒を買い求める客も見られた。
ファボーレの酒類コーナーで足を止めた市内の６０代女性は
「外食に行けないので自宅でお酒を飲もうと思う」と話した。
ただ、自宅ばかりでは満足できないとし「市外でお酒が飲めるお店を探そうかと考えている」とこぼした。