「昔を水に流して母の世話をしてほしい」。2021年に釣堀小町を賑わせた「とんでもない」男たち、妻はどうすれば救われるのか [441978185]

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2021年も残すところあとわずか。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には今年も夫婦や男女関係についての悩みが多数、寄せられました。投稿のなかでも、「とんでもない」ケースを振り返ります。

「昔を水に流して妻に母の世話をしてほしい」

こう投稿したのは、40代の男性です。男性は、結婚をして3年間は私の実家で同居をしていたものの、「母が妻に辛くあたった事から妻はうつになり」、別居に至りました。その後、一人暮らしとなった母は身体が不自由で世話が必要になってしまったそう。男性は休日に母の世話をしていますが、平日は難しいことから妻に頼んだところ、「散々自分をいじめておいて今更世話をしろはあり得ない」と断られたそうです。高校生の子供がいて仕事を辞める訳にはいかず、妻に協力して貰うにはどうしたら良いか、発言小町に相談しました。

この投稿には、300を超えるレス（レスポンス）がありました。

「トピ主母がトピ主妻にキツく当たってた時に、トピ主さんは何をしました？　妻を庇いましたか？　妻に我慢を強いませんでしたか？　その3年の間に妻の心は離れてしまったのです。もう戻る事は無いと思います。これ以上妻に「トピ主さんの親」の介護を強いたら、トピ主さんごと捨てられると思いますよ」（「そうねー」さん）。

「あなたのお母さんと奥様は『他人』ですよ。ただの『義理』でつながってる関係なのになぜ奥様が嫌な思いまでしてあなたのお母さんの世話なんてしなきゃいけないんですか？」（「サバ」さん）

厳しい意見が相次ぎました。義母と妻の確執は、問題が起きたときに夫がどういう対応をしたかで、その後の夫婦の関係も違ってくるということが、レスから読み取れます。

「酔った主人に殴られ蹴られ」

夫の暴力を打ち明ける投稿もありました。

「酔って帰宅した主人に殴られて蹴られて髪を掴んで引きずり回され怒鳴られました。やめてと言っても何十回も蹴られました」（「足痛」さん）。結婚して7年目。足の痛みで眠れず、顔も腫れ上がって、何より「今まで物凄く優しかった主人に暴力をふるわれた精神的ショックが大きい」と戸惑います。暴力が繰り返されることを心配し、掲示板でアドバイスを求めました。

これに170のレス（レスポンス）がありました。病院に行って診断書をもらうことや離婚を勧める投稿のほか、夫のアルコール依存を心配する声やその場合の対応方法を伝えるレスもありました。レスに対し「足痛」さんは、「今後、自宅で飲んで暴れたら離婚します」と返答していました。夫婦の関係が良い方向に進むことを願うばかりです。

オレの金で買ってるんだろ

専業主婦で小学生の子供がいる「ねこ」さんは、夫がことあるごとに「オレの金」と言うことにげんなりしています。

例えば、ダイソーで子供にちょっとしたおもちゃを買ってあげて、子供が「ママに買ってもらったのー」と報告すると、「パパのお給料から買ってるからパパが買ってあげてるんだよ」といちいち言い聞かせるのだそうです。夕飯のおかずを作りすぎてたくさん残ったのを見て、「食料はオレの給料で買ってるんだろ。もっと考えたら」と言われたのだとか。イライラ、モヤモヤを募らせ、発言小町に心情を書き込みました。

この投稿にも多数のレスがあり、夫の立場を理解する声が目立ちました。

「旦那も仕事が大変で妻にも少しは稼いで欲しい、稼がないなら頑張って稼いでいる自分をもう少し気遣ってほしいという思いがあるのかも？　夫が恩着せがましい人なのか、貴女があまりにないがしろにするから必死でアピールするのかどちらなのでしょう？」（メロさん）

「私も今は仕事をしていませんが、何か子供に買ったら『パパが買ってくれたんだからね』と言います。お小遣いを渡す時も『パパが働いてくれたから渡せるんだよ』と言います。でも夫には『あなたの金は私の金、私の金は私の金』と笑います。ジョークで返してやりましょう。（「なす」さん）。

「貴方も在宅なりパートなり正社員なりで仕事をして、そのお金で子供に何かしら買い与えたらご亭主も『俺の金で買っている』とは言えなくなります」（「アフリカのペペ」さん）

立場が違えば、見え方も違ってくるかもしれません。投稿にあらわれた夫婦像。2022年は、よりよい関係が築けるようになるといいですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e775206ddb14e0e059fbefcc5d6913bf29edebf