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三国時代の文学スレッド

87 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/27(火) 14:42:32.52 .net
>>75>>81-83
その謎、知りたいなあ。
多分、「曹植が甄氏に横恋慕していた」という説がそもそもの元凶じゃないかと思います。
それがなければ、洛神賦の女神のモデルが甄皇后なんて言われませんよね。
普通に楚辞とかの影響を受けているか、曹丕のことだって言われるだけじゃないかなあ。

李善以前に成立したと(思われる)『感甄記』にせよ、その説がなければ作られないと思います。
推測ですが、きっと作者の心境には曹植への同情があったと思うんです。
曹植に少しは救いを、と。
救いの手段として、曹植が恋い焦がれた甄皇后と結ばれるようにしてあげよう、と。
「曹植が甄氏を好きだった」という説がなければ、ただの曹丕への嫌がらせにしかなりませんよね。

曹植と甄氏を結ぶあらゆるエピソードや説は、上記の説が潜在的に醸成され、共有されていた中で
生まれたものなんでしょうね。

>そもそも、曹植が甄夫人に横恋慕をしていたと最初に言い出したのは誰?

これが一番核になる謎だと思います。

東晋以降の蜀漢正当論は、晋は魏の後を継いだ以上は、魏を正当と見なさなければならなかったけれども、
同時に魏の非も主張しなければ禅譲を迫った理由が立たないということなのかな。
蜀漢正当論は、裏を返せば曹丕批判だから、曹植正当論が同じように勃興してもおかしくない。
文人としての声望はむしろ判官贔屓の理由だと思います。
才能がありながら、迫害された、というのが判官贔屓されるポイントだから……。

感婚賦、知らなかったのでぐぐってみました。
http://sikaban.web.fc2.com/kankon.htm
http://www23.atwiki.jp/3000aa/pages/91.html
出てきました。

なんか思春期っぽくていいなw
そういえば、この時代の詩賦って、帰らぬ夫を待つ妻に仮託したものは溢れてるけど
未婚の男が(神とかじゃない)未婚の女に叶わぬ恋をするのは珍しい気がします。
私が知らないだけかな。

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