【原発】福島第一原発廃炉作業は長期勤務向けで魅力的な職場…現場環境改善すると明言

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東京電力の福島第一廃炉推進カンパニーが発足。
プレジデントに就任した増田尚宏常務執行役がこのほど会見し、作
業環境の改善や情報発信の強化など当面の優先課題を説明した。

汚染水漏れなどトラブルの頻発について、
「通常の発電所ではないという意識が足りない」
と指摘。

「今の火事場のような状態を１日も早く安定させる」
と、現場の環境改善を急いで、トラブルの抑制につなげると述べた。

人材確保や人材育成を図ることについては
「世界中が注目し、さまざまな技術もここに集まる。それには情報を
　きちんと発信しないとだめ。そうすることによって魅力的な職場にな
　り、作業者に安心して長期で働いてもらえるし、人材も育つ」
と述べた。

福島での会見も週１回、定期的に開いて
「私が現場の声をしっかり通訳し、迅速に分かりやすく伝える」
と約束した。

カンパニーには約１３００人が所属し、大半が福島に常駐。
当面は２兆円の資金を使い、廃炉作業の陣頭指揮を執る。
組織横断的なプロジェクト方式を採用、より迅速かつ効果的
な作業進展を図る。

日刊工業新聞[2014年04月07日]
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1320140407abar.html