水処理工事:談合疑い、公取委が２社立ち入り

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地方公共団体が発注する上下水道の水処理事業の入札で談合した疑いが強まったとして、公正取引委員会は８日、
独占禁止法違反（不当な取引制限）容疑で化学薬品製造会社「大明（たいめい）化学工業」（長野県南箕輪村）と
「多木（たき）化学」（兵庫県加古川市）の本社など数カ所を立ち入り検査した。

関係者によると、談合の疑いが持たれているのは、凝集剤のポリ塩化アルミニウムと硫酸アルミニウムを使って行う上下水道の浄化処理事業。
少なくとも数年前から、入札前に受注業者を決めていた疑いがあるという。
凝集剤は、川の水や排水に含まれるリンや微粒子などを集めて塊を作り沈殿させる。浄水場に集めた水に投入し、濁りや汚れを除去するという。
取材に対し、２社は「検査に全面的に協力したい」としている。

http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000e040230000c.html