ロシアがイランから石油を輸入、西側の制裁に対抗 [895142347]

ロシアとイランが連携し制裁に対抗、西側諸国が不安

ロシアとイランは西側が実施している制裁で接近している。ロシアはイラン市場に参入するのに対し、イランはロシアに向け石油を輸出すると引き換えに、食糧を獲得する。
ロシア「コメルサント」の１０日付の報道によると、欧米制裁を背景に、ロシアは９日にテヘランで開く第１１回ロシア・イランビジネスフォーラムと政府間貿易経済協力委員会会合に四十数社を派遣した。
イラン商工会議所の副会長は「イランとロシアは西側により、不公正な制裁を受け、一段と協力を強化する必要がある」と語った。
ロシアのノヴァク・エネルギー大臣とエネルギーのチットチアン・エネルギー大臣は「西側諸国の対露制裁はロシアとイランの協力に影響しない。両国はいま、エネルギー分野で協力を強化している。
両国はいま、火力発電機を８から１０基新設し、既存発電ユニット４基をアップグレードする方針を検討した。ロシアはまた、イランで原子力発電機２０基設置に関与する。
石油分野で、ロシア企業はアフリカや中国などに向け、イラン石油２５０万－３００万トンを輸出する計画である」と明らかにした。
ロシアＵＧＣの副社長は「ロシアとイランはいま、食糧・石油交換の可能性を研究している。わが社は毎年、イランに穀物１００万－２００万トンを供給する」と語った。
ロシアの消息筋によると、両国は食糧・石油交換協定を交わす可能性がある。第一段階の契約総額は５０億ドルに達するという。
ロシア・インテルファクス通信の９日付の報道によると、イラン石油次官は「イランはエネルギーや貿易経済の分野でロシアや中国との協力を強化し、西側の制裁に対抗する計画である」と語った。
ロイター通信の１０日付の報道によると、ワシントンはロシアに、イランと石油・食糧交換貿易を行わないよう警告し、それはイラン核計画交渉に影響すると指摘した。
アナリストによると、それは両国にとって共勝ちの協定である。ロシアは６年ぶりの大豊作を迎えるのに対し、イランの農業収穫は予想以上に悪い。

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