ドイツの安全保護具専門メーカー「ウベックスセーフティー」（本社:ドイツ・フュルト市）は、日本において産業用
手袋の市場開拓を進めている。
同社が属するウベックスグループにはウィンタースポーツ用品などを展開するウベックススポーツもあり、先進
的なデザインや技術開発において高いシナジー効果を発揮している。
ウベックスセーフティーは保護めがね・ヘルメットなどの頭部保護具、産業用手袋（ディスポタイプ含む）、マス
クなどの呼吸保護具、防音保護具、防護服、安全靴を製造しており、売上高は2億4800万ユーロ（約350億円:
13年7月期）の規模を誇る。
産業用手袋については、使用環境や切創レベルに応じて30種類を展開している。
高機能製品はドイツ・ルネブルグ工場で製造し、汎用製品は東南アジアなどにアウトソーシングしている。
手袋製品はここ数年好調に販売を伸ばしており、全売上高のおよそ4分の1を占める。
日本市場に対しては、30年ほど前からドイツ本社と日本国内の代理店を通じて製品を供給してきたが、一層の
市場開拓を進めるため、12年から専任スタッフを配置し、販売網の強化を図っている。
その一環として、同社では現在、国内代理店を募集している。
製品の詳細や代理店契約などの問い合わせはウベックスセーフティー新村慶太氏TEL--・----・----まで。
日本市場で特に注力したい製品が、軽作業用手袋の「フィノミック」シリーズ。
同シリーズは、軽い・薄い・手にフィットする・通気性が良くムレにくい―といった手袋に求められる性能を高次元
で両立しているだけでなく、溶剤を使用しないアクアポリマーコーティングによって、人体に配慮した製品である
ことが大きな特徴となっている。
ゴム報知新聞['14/9/17]※Rock54規制のためURLはれません。
http://www.posty.co.jp/
>>1つづき
第三者機関による人体へのパッチテスト検査の結果、同シリーズのグローブライナーおよびコーティング剤は、
水と同等の安全性が実証された。
また、繊維製品に対する国際的な安全基準「エコテックススタンダード100」認証も取得しており、手袋使用者に
対する高い安全性が認められている。
エコテックススタンダード100認証を取得している手袋メーカーは世界的にみても数社しかいないという。
同シリーズは、欧州の主要自動車メーカーに納入実績がある。
耐切創用手袋の「C」シリーズも注力製品の一つ。
同製品は2重構造のライナー「バンブーツインフレックス」を採用したことが最大の特徴。
内側には竹の繊維をダイニーマに巻きつけたライナー、外側にはグラスファイバーにポリアミドの繊維を巻きつ
けたライナー、その2つのライナーを合わせることで肌への安全性と通気性を実現。
さらに除菌・冷却効果があるなど、高いレベルでの機能性と快適性を両立した製品となっており、特許を取得し
ている。
ラインアップには、耐油コーティングを手の甲まで拡張し、特殊な表面加工を施すことでグリップを強化した
「C500 XG」（耐切創レベルはEN388規格最高水準のレベル5）もある。
C500シリーズは欧州の主にガラスメーカーや太陽光パネルメーカーに納入実績がある。
同社は10月22―24日の3日間、広島で開催される安全保護具の展示会「緑十字展」に初出展。
ブースでは産業用安全手袋をメインに訴求する予定。
チャンコロ製やろ、粗悪品は