京都市「道路や公園で破損が見つかったときに通報するアプリ作ったからよろしく」 [609535295]

京都市は１１日、道路や公園設備などの破損箇所をスマートフォンで撮影、投稿して市に通報する「みっけ隊アプリケーション」を開発したと発表した。

市民の力を借り、効率的に公共土木施設の補修を進めるのが目的。１２日から運用を開始する。

市は、道路約３６００キロ、橋約２９００基、公園９０６か所などの土木施設を管理。
従来は、市土木事務所の巡回のほか、住民からの電話通報で破損箇所を把握していた。
ただ、電話では場所の特定に手間取り、対応がスムーズにいかない面もあった。

アプリでは、ガイドに従い、破損状況をスマホで写真撮影し、コメントを記入して投稿する。
全地球測位システム（ＧＰＳ）を活用し、市は投稿された場所を把握することができる。
アプリの機能で、投稿箇所が「受付済み」「調査済み」など、市の対処状況も確認できる。

同様のアプリは、千葉市が２０１４年に始め、全国に広がりつつある。
京都市では今年１～３月、一部地域で実証実験を行ったところ３８０人が登録し、６３件の通報が寄せられた
。市は今後、５０００人の登録を目指し、利用を広く呼びかけていく。

門川大作市長は「スマホに親しんでいる若い世代を巻き込み、市と住民一体で維持管理を進めていきたい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160512-OYT1T50078.html