嫌儲家庭菜園部 [609421258]

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◇三田・弥生小　住民が協力

　◇教職員減少　管理できず放置

　三田市のニュータウンにある市立弥生小（弥生が丘）で、使われなくなった学校菜園が地元住民の手で再生されようとしている。
同小では、少子化に伴い教職員数も減少。菜園管理に手が回らなくなり、住民に協力を求めた。今春から苗の植え付けが始まっており、
市教委も「各校で有効活用できなくなるものは今後も出てくる可能性がある」と注目している。

　同小は１９９１年に開校。ピーク時には７９８人いた児童数は年々減少し、今年４月１日現在、１６０人になった。教職員（事務含む）も
かつては３７人いたが、少しずつ減り、現在は１５人となっている。

　菜園は６年前に造られ、約３００平方メートル。教職員が中心になってイチゴやジャガイモなどを栽培し、児童たちは理科の授業で
生育を観察してきた。だが、教職員が減る中で手をかけられなくなり、２０１４年度からは使われなくなった。

　同小では、せっかく作った菜園を生かせないかと検討し、学校支援ボランティアや自治会などに協力を要請。学校支援ボランティアなどが
菜園作業の希望者を募ったところ、実家が農家という人や野菜栽培は素人といった人ら約１０人が集まった。

　３月末に荒れていた菜園を、借りた耕運機で耕して畝を作り、ジャガイモやレタスや大根を植えた。メンバーが時間を見つけ、
水やりや草むしりをしている。今月７日にも、８人がトマトやナス、キャベツなど数種類の苗を等間隔に丁寧に植え付け、肥料をまいていった。

　今後も季節に応じた野菜を栽培していく予定で、児童たちと一緒に収穫したり、収穫物を学校で活用したりすることも計画している。

　小山浩和校長は「菜園を持てあまし、荒れていた状態だっただけにありがたい。地域の方々の協力で、
児童らの体験学習の場にもなってほしい」と期待し、学校支援ボランティアの森山哲郎さん（６０）は
「参加者を増やし、児童たちとの交流の輪を広げていきたい」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20160513-OYTNT50251.html