サケ・マス禁漁に困った日本の漁師がサンマ漁へ転向。「取れたサンマは値崩れすると困るので日本には流通させません！」 [815592111]

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ロシアの排他的経済水域（ＥＥＺ）でサケ・マス流し網漁が今年から禁止されたことを受け、
代替漁業として公海サンマ漁の試験操業をする漁船１１隻が１６日、一斉に北海道根室市の花咲港を出港した。

公海には台湾や韓国の大型船も多く、出港前の会議で全国さんま棒受網漁業協同組合の八木田和浩組合長は
「最近は中国も進出し、資源量も心配だが、安全第一で頑張ってきてほしい」と激励した。

出発前の乗組員からは不安の声が上がった。
岩手県大船渡市の角地浩さん（６２）は「例年ならサケ・マス漁に出ているはずで寂しい。
政治のことは分からないが、政府にはもっと強気で交渉してもらいたい」と語り、
青森県の男性（７６）も「今の時期にサンマがどれくらい取れるか分からず、先は暗い」と話した。

大漁旗をなびかせた船団は午前９時半ごろから、汽笛を鳴らして次々と出港。
家族らが岸壁から「パパ頑張ってね」と声援を送った。

取れたサンマは値崩れを防ぐため、洋上でロシア船に売るなどして国内には流通させない。
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160516/dly1605160023-n1.html