埼玉・熊谷６人殺害、ペルー国籍の男を起訴
去年９月埼玉県熊谷市で小学生２人を含む住民６人が殺害された事件で、
逮捕されたペルー国籍の男が現金などを奪い、６人を殺害した罪などで起訴されました。
強盗殺人などの罪で起訴されたのは、ペルー国籍の
ナカダ ルデナ バイロン ジョナタン被告（３０）です。
起訴状などによりますと、ナカダ ルデナ被告は、去年９月、
埼玉県熊谷市で小学生２人を含む住民６人を殺害し、
乗用車などを奪った罪などに問われています。
この事件では、田崎稔さん（５５）・美佐枝さん（５３）夫婦、
白石和代さん（８４）さん、加藤美和子さん（４１）と、
小学生の娘・美咲さん（１０）、春花さん（７）の６人が犠牲となりました。
さいたま地検は、ナカダ ルデナ被告の当時の精神状態を調べるため、
去年１２月から今月１３日まで鑑定留置を行っていましたが、
精神鑑定の結果、刑事責任を問えると判断し、起訴しました。
さいたま地検によりますと、ナカダ ルデナ被告は無施錠だった
窓などから侵入し、奪った包丁を使って、犯行に及んだとみられるということです。
さいたま地検はナカダルデナ被告の認否を明らかにしていませんが、
これまでの警察の取り調べに対し、「私はやっていない」と容疑を否認しています。
今回の起訴を受けて、妻と小学生の娘２人を失った男性が記者会見を行いました。
「今回、起訴になって、自分の中ではほっとしたのと、
当然の結果だと思ってます。昼ごろに（警察から）電話があり、私の家族３人に
報告しました。無事、起訴されたよと。（Ｑ．被告に対しての気持ちは？）悔しいです。
いまだに否認しているということで、反省の色がないと聞きました。それについては、
怒りでしか今はございません」（亡くなった 加藤美和子さんの夫）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2778491.html