韓国の兵役逃れテクニック「全身刺青」「過酷なダイエット」「精神疾患偽装」　日本も徴兵制になったら多発しそうですね [155736978]

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(朝鮮日報日本語版) 精神疾患擬装、入れ墨…多様化する兵役忌避テクニック

　蔚山で暴力団組員として活動してきたチェ容疑者（23）は、2012年に受けた徴兵身体検査で現役入営対象の1級判定を受けた。
すると腕にだけ刻まれていた入れ墨を全身に施した。

　入れ墨が全身にある場合は軍務に服す代わりに公益勤務対象になるという法律をうまく利用したのだ。
チェ容疑者は翌年9月、計画通りに公益勤務判定を受けたものの、兵務庁に摘発され兵役免脱の疑いで裁判所に訴えられた。
裁判所はチェ容疑者の有罪を認めて執行猶予を宣告した。

　大学生のウ容疑者（21）は、2014年7月から3カ月間朝と昼は果物だけを食べ、夕食は食べないという過酷なダイエットを行った。
こうして体重を10キロも減らしたことで、現役入営対象だったウ容疑者は4級公益勤務判定を受けた。しかし、ウ容疑者も一審で有罪判決を受けた。

　軍への入隊を控えた者たちが兵役免除やより楽な環境で服務することを目的とした一種の偽装が、多様化している。

　2012年から活動中の兵務庁特別司法警察官（特司警）たちが4年間に摘発した144人の兵役免脱犯罪のケースを見ると、
「精神疾患偽装」や「故意の入れ墨」「故意の体重増減量」が大部分を占めた。
1990年代末から2000年代初めに行われた検察の大々的な兵務不正捜査では
肩の脱臼手術、高血圧偽装、視力偽造などが主な手法だったことを思うと、大きく様変わりしている。

　大学生のチョ容疑者（22）は、2013年11月に「全羅南道のある孤児院に11年4カ月間居住した」
という内容の免除申請書を提出して軍の免除判定を受けた。
兵役法によると、17歳前まで児童養育施設などに5年以上居住したことが証明されると兵役免除の対象となる。
　しかし、兵務庁特司警の調査によると、チョ容疑者は祖母や母と共に暮していたほか、孤児院で生活した経験がなかった。
祖母が孤児院の料理員として勤務していたため転入届が孤児院になっているという点を悪用。兵役免除を狙ったケースだった。
　キム容疑者（35）は2005年からの5年間に国立ソウル病院などで42回にわたって診療を受け、幻聴と対人恐怖症に悩んでいると訴えた。

　医者に気付かれないように医者の前では一言も話さず、代わりに友人に症状を説明させたこともあった。
キム容疑者は障害診断書を提出して2010年9月に軍を免除とされたものの、
実際にはスナックの呼び込み営業として働くなど「精神疾患」とは似ても似つかぬ生活を送っていた。
ソウル市江南一帯の整形外科に客を呼び込むことで月1000万ウォン（約93万円）の所得を上げたこともあった。

　ポップ歌手のキム・ウジュ容疑者（31）も、2年間にわたって「幽霊が見える」
と訴え精神病患者になりすまして公益判定を受け、昨年8月懲役1年の実刑判決が下された。

　専門家たちは、兵役を避けるための手法がますます巧妙化しており、摘発も困難を極めていると言う。
ソウル牙山病院のキム・ビョンス精神健康医学科教授は「精神疾患は確実に診断を下す客観的な検査法が存在しないため、
心理テストも診断を助ける道具の一種にすぎないことから、その気になれば誰でも精神病患者を装うことができる」と説明する。

　兵務庁は、昨年から徴兵対象者が精神疾患を訴えた場合、国立科学捜査研究院に資料を送って検証している。
兵務庁の関係者は「兵役免除となっても最大2年にわたって追跡調査を行う」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00001637-chosun-kr

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