地下アイドル「秘密のオプション」を駆使して集客集金するも、ファンがストーカー化する危険性 [788520118]

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冨田真由さん刺傷事件にみるアイドル事情　常に危険と隣り合わせ　大手芸能プロ所属以外は営業、ＰＲなどすべて自前
http://news.livedoor.com/article/detail/11554693/

　アイドルとして活動している私立大学生、冨田真由さん（２０）がファンの男に刺された事件が業界に波紋を広げている。
激戦のアイドル界では、握手会などでファンとの距離が近くなる一方、フェイスブックなどがファンとの垣根を低くしている危険性も潜んでいるのだ。

　冨田さんは全身を２０カ所以上も刺されており、意識不明の重体。傷害容疑で逮捕された住所・職業不詳、岩埼友宏容疑者（２７）は「プレゼントを送り返され、腹が立った」
などと動機を話しているという。

　冨田さんもツイッターなどで自身の活動を宣伝していた。「ＡＫＢやモーニング娘。といったトップアイドルは大手プロダクションが営業を手がけるが、
小規模事務所のアイドルはすべて自分でやっている。インターネットを駆使して、チケットやグッズの販売をしているアイドルも少なくない」と芸能関係者。

　アイドル業界に詳しい雑誌編集者はこうした状況の危険性を指摘する。「現在はブログやツイッター、フェイスブックなどを通じてアイドルと直接、メッセージ交流が可能になっている。
冨田さんもブログのメッセージで、ライブチケットの予約などファンと直接やりとりしていました」

　さらに続ける。「営業ツールとしても活用している。ライブにファンを呼ぶため、オフ会などのアフターサービスなどの条件をつけることも。
こういう秘密のオプションを経験したら、アイドルへの親密性が増し、最終的にはストーカーに発展するケースもある」

　冨田さんも、岩埼容疑者から繰り返しツイッターなどでメッセージが送られていた。ＳＮＳから自宅などの個人情報が漏れる恐れも少なくない。

　アイドル評論家の西幸男氏は「大手芸能プロなら、深刻な状況になる前に、ファンが逆ギレしないような柔軟な対応をしたり、
今後の解決法など考えたりと、プロの大人たちが早めに対応をするので問題化しない。
しかしアイドルの多くはすべて自分でやらないといけないので、つねに危険と隣り合わせにある」と話している。