三重県津市の男性幹部職員（５２）が公用車の給油伝票悪用し自家用車に給油で免職 [771738842]

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車の給油代を不正に津市に支払わせたとして、市は二十三日、市スポーツ文化振興部産業・
スポーツセンター推進担当参事兼同推進室長(52)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。

本年度中に懲戒免職となった職員は三人目で、幹部職員の免職は合併後初。

市によると、男性参事は平成二十六年八月から二十八年十月まで、六十三回にわたって、
公用車用の給油伝票を使って自家用車に給油し、代金を市に支払わせた。
当初は給油の度に伝票を持ち出したが、二十七年五月ごろからは、給油伝票一冊を横領し
て使っていた。

男性参事は、伝票の不正使用について
「市内外の工業団地を視察するなど業務で私用車を使った」
と弁明したが、今月十六日に市に支払わせた給油代と遅延損害金の計三十一万六百四十六円
を全額弁済。

「市民の信頼を裏切り、申し訳ない」と語ったという。

また、市は管理監督責任を怠ったとして、男性参事が伝票を不正に使用した時期の所属長だった
スポーツ文化振興部長(58)と商工観光部長(57)、同時期に商工観光部長を務めていた現農林水産
部長(60)の男性職員三人を減給十分の一（一月）の懲戒処分にした。

男性参事の不正行為を巡っては、情報提供を受けて捜査していた県警が一月、市に連絡。
市が内部調査を進め、今月二日に業務上横領と詐欺の容疑で県警に被害届を提出。
二十一日には、津署が業務上横領と詐欺の疑いで、男性参事を津地検に書類送検した。

市では本年度、日本赤十字社の交付金を着服した久居総合支所福祉課の男性主査と、市営宿泊
施設「レークサイド君ケ野」の釣銭を着服した男性臨時職員を懲戒免職にするなど、市職員による
不正が相次いだ。前葉泰幸市長は「服務規律を徹底したい」とした。

http://www.isenp.co.jp/news/20170224/news07.htm