滝川屯田兵文書を市美術自然史館が初公開 [771738842]

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道有形文化財に昨年指定された歴史資料「滝川屯田兵文書」が初めて、
市美術自然史館で一般公開された。

明治期に滝川に入植した屯田兵の地図や戸籍、給与表などのほか、
生活の様子を記した貴重な資料で、滝川のまちの原点がうかがえる内容
となっている。

資料は、軍と行政の機能を兼ね備えていた屯田兵の中隊本部が作成した
もので、ほとんどは終戦時に処分されたが、兵村小学校（現滝川第二小）
に移管され奇跡的に残った。

昨年、道教委が
「兵村での暮らしや開拓の姿を知ることができる唯一の一括資料」
として６１点を文化財に指定。市郷土館が保管していた。

市教委は今回、指定を記念して資料のうち３６点を１４日から美術自然史館
ロビーで展示している。
軍の規則にあたる軍規伝令では、開墾の方法や除雪法、就業時間などが
細かく書かれている。
入隊にあたって２０１人が署名、押印した宣誓書もあり、給与表では階級に
よって大きな収入の格差があったことが見てとれる。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0371145.html