自動ブレーキ装備の車を「安全運転サポート車」と命名 3年後にはすべての新車に装備 [609535295]

高齢ドライバーによる事故が相次いでいることを受け、国土交通省や警察庁などは２８日、
自動ブレーキとペダル踏み間違い防止装置を搭載した「安全運転サポート車（仮称）」の基準を決め、４月にも制度を始めると発表した。
販売店などでの周知や試乗会を充実させるなどして普及を促す。
国交省は昨年１２月以降、国内の自動車メーカー８社に対し、高齢ドライバーの安全対策を要請、
全社から自動ブレーキとペダル踏み間違い防止装置が事故防止に有効との回答があった。
このため二つの技術を搭載した車をサポート車として販売してもらい、保険料の割引制度も設ける。
いずれも２０２０年までに、国内で生産されるほぼすべての新車に搭載される見通しで、技術の進展が著しいため基準は順次見直す。
　同装置は低速走行時にアクセルを強く踏んでも急発進しないようにする仕組みで、１５年の国内生産車の約３６％に搭載されている。
自動ブレーキは約４５％に搭載されているが、時速３０キロ超で歩行者にも反応するタイプから、
同３０キロ以下の低速時にしか作動しないタイプまで差があるため、性能に応じてサポート車のランクを３段階に分ける。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022801268&g=soc