食フェス「グルメンピック」の出店料１．２億返金しない大東物産を１３０店が告訴するも残金１７００万円しかないと判明 [771738842]

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飲食店を集めたイベント「グルメンピック」を東京と大阪で２月中旬に開くと出店料を集めたのに、
延期を一方的に通知し返金もないとして、出店予定だった兵庫など全国の約１３０店が２７日、
イベント会社「大東物産」（東京都中野区）の関係者を近く詐欺容疑で警視庁に告訴する方針
を決めた。返金を求める訴訟も起こす方針。

出店料を支払った店でつくる「被害者の会」によると、同社は昨年夏ごろから全国の飲食店を
電話で勧誘。
約５００店から、参加日数に応じ各２０万～８０万円、計約１億２千万円の出店料を集めた。

グルメンピックは
「東京五輪に向けて全国各地のグルメを世界に発信する」「日本最大級の食フェス」
とホームページでうたい、東京都調布市で２月１３～１７日と２０～２４日、大阪市で同１７～２４日
に開催するとしていたが、１月１７日に延期を文書で一方的に通知。

問い合わせに返金の意向を示したが、その後はほとんど連絡が取れず、返金もされていない。

同社は２月２０日に自己破産を申請、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
被害者の会の弁護士によると、同社に残る現金は約１７００万円。

被害者の会によると、兵庫県内でも少なくとも１０店舗が出店料を支払ったという。

神戸市西区のステーキ店経営の男性（３５）は
「『味がいいので、出店料を半額の２０万円にする』と電話で告げられ信用してしまった。
　中止で業者への発注の取りやめなど迷惑が掛かった」
と憤る。

同区で「焼肉ノ志志」を経営する男性（２５）は
「昨夏に開店したばかりで店や神戸牛のＰＲにと思った。まさかこんな事態になるとは」
と悔やんだ。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201702/0009954068.shtml