面接官「伝える努力はしてくださいね。伝えるって本当に難しいです。」就活生「残業はいや。転勤はいや。休日ほしい。」面接官「」 [533895477]

?2BP(2001)

学生「働き方」への関心高く　就活スタート

二〇一八年春に卒業予定の大学生らの採用に向けた主要企業の会社説明会が一日解禁され、就職活動が本格化した。大手広告代理店、電通社員の過労自殺や、長時間労働を強いる「ブラック企業」などが社会問題化する中、就活生の「働き方」への関心は高い。
人手不足を背景に学生優位の売り手市場が続く中、企業側は、労働環境をアピールする動きが目立っている。

名古屋駅近くで一日に開かれた、名古屋証券取引所に上場する五十八社の合同説明会。家具メーカーの「オリバー」（愛知県岡崎市）の出展ブースでは、学生から「残業時間はどれだけあるか」「休日は予定通り取れるか」といった質問が相次いだ。
柴田修人事課長は「この手の質問は以前、これほど多くなかった」と驚く。過労死問題などが相次ぐ中、家庭生活と仕事のワークライフバランスを重視する学生が増えていると感じる。
学生側の関心の高まりを受け、企業側も離職率や残業時間などの情報を積極的に開示する姿勢だ。洗車などの店を展開する「ＫｅｅＰｅｒ（キーパー）技研」（同県大府市）は新規出店を控え、人材確保が急務。担当者は「離職率の低さを積極的にアピールしている」と話す。「産休を取れるか」と尋ねた女子学生には社員の事例を紹介した。
経団連が加盟企業向けに決めた採用日程は、面接などの選考活動が六月一日に解禁し、学生は準備期間が三カ月間の短期決戦となる。中部各県で就活に走りだした学生たちにも、労働環境を見極めようとする姿勢が目立つ。

皇学館大（三重県伊勢市）の三年塩崎幸（みゆき）さん（２１）は、企業説明会で若手社員の離職率がどのくらいか積極的に質問した。「ちゃんと説明してくれる会社は、信頼できる」と感じている。
中京大三年の二村駿哉さん（２１）は、電通社員の過労自殺のニュースに注目し、「大企業に入社したからといって安心できない。企業の中身をよく見て選びたい」。岐阜大三年の小寺真理子さん（２１）は「プライベートの充実を優先したい」と語り、インターンシップ（就業体験）の説明会では残業について質問した。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017030202000068.html

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