教頭「お母さん、イジメには目をつぶってもらわないと困ります！じゃないと学校は前に進めないんですよ！」 [793337701]

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「叩いたり後ろから蹴ってきたり、『不審者』とか言われたり、廊下で大きな声で」（Ａさん・中学１年生）

Ｑ．周りの子は？
「何も言ってくれなくて、そういうもんなんかなって」

大阪市立の中学校に通う１年生のＡさん。入学してすぐの４月から、叩かれたり蹴られるなど同級生からいじめを受け、
３か月経った７月、体にアザがあるのを母親が見つけました。
学校に対応を求めましたが、教頭からこんな言葉が返ってきたと言います。

「『加害児童も（いじめを）認めないし、周りの子も見ていないから、言い方悪いけど目をつぶってもらわないと困るんです』
と言われて、『それはおかしくないですか』と言ったけど、声を荒げて教頭先生に。
『じゃないと学校も前に進めないんですよ、お母さん』と言われて、電話でどなられて。
そこから学校のことを信じられなくなって」（Ａさんの母親）

その後、Ａさん自身も親同伴で学校側と話し合いました。

「他の子が『いじめじゃない』とか『見ていない』とか言っても、私がその時やられていて『いじめだ』って言っても、
いじめじゃないということですか？」（Ａさん）
「周りでそういう部分を見ていない」（校長）
「周りとかじゃなくて、（市の）いじめの定義で、やられた子がやられたと言ったらいじめでしょ。
別の教室で授業受けさせるという方法もあるでしょ」（Ａさんの父親）
「そこの部分で言ったら向こう（加害生徒）が認めていないのに、一方的にはなかなかできない」（校長）

終始、対応は消極的だったといいます。
この日の夜、訴えを信じてもらえなかったＡさん。薬を大量に飲み、自殺未遂をしました。

「加害者側を信じると言われて、この人たちに言ってもあかんから、自分が死なないとわからん人なのかなと思って、
死のうと思って薬いっぱい飲んだ」（Ａさん）

一連の経緯について教頭が取材に応じました。
「（加害生徒は）１か月家で謹慎させるということもされたし、２学期に登校したときも非常に態度もおとなしいというか、
問題あるという態度ではなかったし、加害生徒を隔離したりという必要はないと思いますと返しました」（教頭先生）

しかし、学校側が被害者優先の対応をしなかったことについて、大阪市教育委員会は不適切としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000058-mbsnews-l27

教頭「お母さん、イジメには目をつぶってもらわないと困ります！ じゃないと学校は前に進めないんですよ！」 [793337701]

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