愛知みずほ大瑞穂高校の女子生徒がオーストラリア修学旅行中に海岸でおぼれ死亡 [771738842]

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名古屋市瑞穂区の私立愛知みずほ大瑞穂高校の２年生の女子生徒が２月１５日、
修学旅行先のオーストラリアの海でおぼれ、２１日に搬送先の現地の病院で死亡
していたことが分かった。

同校は今月３日に臨時の全校集会を開き、１、２年生に女子生徒の死亡を伝えた。

同校によると、女子生徒は海岸で遊んでいた際に他の生徒とともにおぼれた。
近くにいた引率教員らが気付いて救助したが、女子生徒は意識不明の状態で病院
に運ばれたという。他の生徒は無事だった。

おぼれた当時の詳しい状況について、山口春久校長は
「一緒にいた生徒らの精神的ショックが大きく、十分に聞き取れていない」
と説明した。

学校のホームページなどによると、修学旅行は４班に分かれて実施。
２月１１～１４日の間にそれぞれ出発し、６日間の日程で東部海岸のゴールドコースト
や離島のモートン島を巡った。
事故を受け、他の生徒には海へ入らないよう注意したが、日程は変更しなかったという。

学校は、事故当日と女子生徒の死亡した日にそれぞれ愛知県私学振興室に報告したが、
県も学校も公表しなかった。

私学振興室の担当者は
「私立の場合、発表するかしないかは学校法人の判断」
とし、学校側は
「遺族が２月２８日の卒業式が終わるまで公表しないよう求めていた」
と説明している。

山口校長は取材に
「痛恨の極み。修学旅行には事前準備を含め万全の体制で臨んだつもりだが、至らない
　点がなかったかどうか慎重に検証したい」
と話した。

同校は学校法人瀬木学園が運営。
１９４０（昭和１５）年４月に開校した瑞穂高等女学校が前身で、４８年に瑞穂高校に改称した。
普通科と商業科があり、普通科のみ２０００年に共学となった。
系列校として隣接地に愛知みずほ大と同大短期大学部がある。

◆モートン島で計２人を搬送
オーストラリアの現地紙（電子版）などによると、女子生徒は２月１５日早朝、モートン島西部
のリゾート地でおぼれ、南西約５０キロのブリスベン郊外の病院までヘリコプターで運ばれた。
他にも一人がおぼれたとの通報で、別のヘリコプターで搬送されたという。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017030490085819.html