マレーシア政府、北朝鮮大使を『ペルソナ・ノン・グラータ（好ましからざる人物）』に認定　国外追放へ [402581721]

マレーシア、北朝鮮大使を国外追放へ　正男氏事件「侮辱　厳しく対応」

マレーシア外務省は四日、北朝鮮の姜哲（カンチョル）駐マレーシア大使を「ペルソナ・ノン・グラータ（好ましからざる人物）」として国外追放すると発表した。
四十八時間以内の六日午後六時（日本時間同午後七時）までにマレーシアを出るよう求めた。
姜大使は金正男（キムジョンナム）氏殺害事件を巡るマレーシア政府の対応を繰り返し批判し同国が求めた謝罪にも応じなかったという。両国関係の悪化は決定的となった。
マレーシア政府はこれまで駐北朝鮮大使を召還させ、北朝鮮国民のビザなし渡航の中止も表明。今回、国交断絶に次ぐ強硬措置を打ち出した。
マレーシア外務省によると、政府は二月二十八日、事件を巡る北朝鮮側の非難について謝罪を求めた。だが、その後返事もなく、三月四日に姜大使を外務省に呼んだが、応じなかったため国外追放を決めた。
姜大使は二月十七日「マレーシア政府は何かを隠し、われわれを欺こうとしている」とし、遺体の司法解剖結果を受け入れないと主張。
二十日には「マレーシアの捜査は信用できない」と発言し、マレーシア政府や捜査当局への批判を繰り返した。さらに「マレーシアは外国勢力と結託、共謀して北朝鮮の名声を汚している」と主張していた。
一方でマレーシアのナジブ首相は「外交的に無礼だ」などと極めて強い調子で反論していた。
外務省が四日発表した姜大使の国外追放に関する声明では「マレーシア政府は自国に対するいかなる侮辱や名声を汚すような行為に厳しく対応する」とした。
ペルソナ・ノン・グラータは外交関係に関するウィーン条約で定められた外交官に対する受け入れ国の人物評価の一つ。通告を受けた派遣国は状況に応じて、その外交官を召還させなければならない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201703/CK2017030502000123.html

マレーシア政府、北朝鮮大使を『ペルソナ・ノン・グラータ（好ましからざる人物）』に認定 国外追放へ [402581721]

マレーシア政府、北朝鮮大使を『ペルソナ・ノン・グラータ（好ましからざる人物）』に認定　国外追放へ [402581721]