【何故、日本でイスラームは広まらないの？】目を見張る広がりと多彩さ、世界のイスラム教徒たち [979264442]

デビルモメンAK-47◇JR39Y4sxbQ

http://img.5ch.net/ico/mamono.gif
逆風の中で増える人口、米国で最も多様性に富む宗教の1つ
　2000年にインドへ移り住み、アジア各地のムスリム（イスラム教徒）社会を撮影したリンジー・アダリオ氏は、イスラム教とそれを信仰する人々に対して、微妙に異なるさまざまな見解があることを知った。
ところがその後米国へ帰省してみると、イスラム教がすべてひとまとめにされ、一面的な見方しかされていないことに気がついた。アダリオ氏が海外で目にしたものは、米国ではほとんど理解されていなかった。

ギャラリー：目を見張る広がりと多彩さ、米国のイスラム教徒たち　写真10点
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/050200238/

　これをきっかけに、アダリオ氏は全米各地のムスリム社会と関わり、彼らの多様な物語を伝えようと思い立つ。アダリオ氏の写真は、「ナショナルジオグラフィック」2018年5月号の特集「米国で生きるムスリムたち」に掲載されている。
この撮影を通して経験したことや、これがいかにして自分自身の信仰を見つめ直すきっかけになったかについて、話を聞いた。

――ムスリムの世界を18年間撮影してきたそうですが、ご自分の国である米国のムスリム社会にレンズを向けようと思ったのはなぜですか。また、この撮影は、自身にとってどういう取り組みでしたか。

　私は米国で育ちましたが、2000年からずっと海外に住んでいます。まずインドへ移り住み、タリバン政権下におけるアフガニスタンの人々の生活を撮影し始めました。
以来、南アジアから中東、アフリカを転々としながら、世界中のムスリム社会を訪れました。そのたびに、少しずつ違うイスラムの姿が見えるようになりました。

　一口にイスラム教といっても、教義の解釈も違えば、信仰する人々も様々です。
ところが、家族に会うために米国へ戻り、ニュースを見たり周囲の会話を聞いていて、いやおうなしに感じたのはイスラム教やムスリム全体に対するひどく画一的な見方でした。
ムスリムは全員同じといわんばかりに、十把一絡げにされていたのです。これには驚きました。きわめて無知なことだと思いました。
そこで数年前、ムスリムたちの物語を伝えて、この宗教の広がりと多彩さを知ってもらおうと思い立ちました。

――ナショナルジオグラフィック 5月号で文章を書いたレイラ・ファデル氏も詳しく述べていますが、信徒のルーツから人種、慣行、文化や言語まで、イスラム教は米国内で最も多様性に富む宗教の一つです。
どのムスリム社会を撮影するかは、どのようにして決めたのですか。
　誌面を見ると、特定の社会を選んだように見えるかもしれません。ですが、まず言っておきたいのは、膨大な数の写真があるということです。撮影はしたけれど、スペースの関係で記事には含められなかった人々もたくさんいます。

　私は、極端な宗教的保守派からリベラルまで、できるだけ幅広く撮影しようと努めました。イスラム教とは縁遠そうな場面もあれば、いかにもイスラムらしい見慣れた風景にも出会いました。
例えば、5人姉妹のうち3人がテコンドーの黒帯の家族にはびっくりさせられました。一方で、ヒジャブ（頭を覆う布）を着けて、あるいは着けずに祈る女性という、イスラムの典型的な姿もあります。
とにかく、彼らに付きまとっている固定概念がいつもその通りではないということを伝えたかったのです。

　キリスト教にしろユダヤ教にしろ、またイスラム教にしろ、どんな宗教であっても、人が多く集まるところには多様性が存在します。
敬虔な信者もいれば、そうでない人もいる。社会的に大きな成功をおさめ、尊敬されている人もいれば、犯罪者もいます。この点は重要です。

　米国では、ひとつの文の中にムスリムという言葉とテロリストという言葉が同時に使われることがよくあります。米国ほど多様な国で、それではあまりに表面的過ぎます。
ムスリムのテロリストも確かに存在しますが、米国人のテロリストもいて、全米で銃乱射事件を起こしています。それなのに、なぜかそのほとんどの犯人はテロリストとは呼ばれません。

次ページは：――それと関連して、米国人ムスリムの人種多様性について、取材を通して見えたことを話してください。

以下略

ソース元
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180507-00010001-nknatiogeo-int

おしまい。