自民党総裁選、安倍さんの外遊に配慮し選挙期間は実質1週間に [723267547]

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　自民党総裁選（９月７日告示、２０日投開票）で、石破茂元幹事長が、また“泣き言”を漏らした。
連続３選を目指す安倍晋三首相（総裁）の海外出張などを考慮し、選挙期間中の公開討論会や街頭演説の機会が削減されることに、「筋違い」とも取れる反論を展開しているのだ。
窮地に追い込まれている現状への恨み節にも聞こえる。

　石破氏は２４日午後、国会内で記者会見し、「地方創生」に関する自身の政策をアピールする。

　地方の党員票（４０５票）の動向が焦点となるなか、第２次安倍政権の「初代地方創生担当相」として、党員への働きかけを強める安倍首相陣営と差別化したい狙いが透ける。

　石破氏は、政策テーマごとに安倍首相と政策論争をする機会を求めているが、思惑通りに運びそうにない。

　党総裁選挙管理委員会は、告示後の党主催の遊説を５日間とする案や、公開討論会を日本記者クラブ主催などに限定することを検討している。
選挙期間は９月２０日の投開票日を除くと１３日間あるが、実質的には１週間程度に短縮する見通しだ。

　安倍首相が期間中の９月１１～１３日に、ロシアのウラジオストクで開かれる国際会議に出席することや、党員・党友の投票が１９日に締め切られることなどが影響している。

　安倍首相陣営は、石破氏が「モリカケ」問題で政権を批判してきたことを念頭に、「石破氏と同列に並ぶ必要はない」（細田派幹部）として、単独でのテレビ出演に重点を置く構えだ。

　これに対し、石破氏は「討論に応じられないなら、党の信頼が揺らぐ」などと反発している。

　だが現時点で、討論の機会がゼロになるわけではない。「増やせ」というなら、安倍首相は海外出張をとりやめ、国際的信用を落としてでも、討論に応じるべきだというのだろうか。

　クレーマーのような発言は、「政策通」といわれた石破氏らしくない。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180826/soc1808260001-n1.html