お金を入れて3分でアチアチピザの自販機が連日行列の大人気じゃけん　マルゲリータ980円　 [937373665]

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お金を入れて３分。熱々のピザが自動販売機から――。
広島市西区の「ＴＳＵＴＡＹＡ楠木店」にピザの自販機「Ｐｉｚｚａ　ＳＥＬＦ」が登場した。
「いつも熱々のピザを食べたい」という元トラック運転手の男性が、８年かけて日本に上陸させた珍しいイタリア製の自販機で、連日行列ができている。

　「Ｐｉｚｚａ　ＳＥＬＦ」で扱うのは、イタリアンピザの王道「マルゲリータ」（９８０円）と「４種チーズ」（１２８０円）。
冷凍ピザを最高３００度で焼き上げ、２４時間できたてのピザが味わえる。一日に１５０枚出る日もあり、若者や親子連れらが楽しそうに買い求めている。

　帰省のついでに買いに来たという北九州市の大学生の男性（１８）は「話題を聞きつけて買いに来た。自販機でピザなんて面白いですよね」と列に並んだ。

　登場は７月下旬。広島市中区の物流会社「イーライン」社長の谷口佳陽さん（４３）が仕掛けた。
８年前、トラック運転手として深夜まで働いていた谷口さんは、「焼きたてのピザが食べたいけれど、宅配店は閉まっている」という悩みを持っていた。
「自販機があればいいなあ」とインターネットで検索すると、イタリアの企業がピザの自販機を海外で展開していることを知った。

　導入までの道のりは平坦ではなかった。興味を持った谷口さんは企業にメールを送り、「自販機を見せてほしい」と頼んだ。
返信は３週間後とのんびりしたもので、２～３年たってようやく企業訪問がかなった。だが念願のピザは、「おいしくなかった」。そして企業は倒産、途方に暮れた。

　そこの社長がピザ自販機を扱うイタリア企業の新役員となり、日本でのビジネスパートナーとして谷口さんに声を掛けた。
ただ、新たな企業の自販機ピザも「すごくまずかった」。谷口さんは改良できると信じ、単身でイタリアのピザメーカーを回って共同開発に取り組んだ。

　生地、チーズ、ソース、全てにこだわった。「こんな味にしてほしい」と言ってもなかなか感覚が伝わらないので、谷口さん自身がイタリアンの料理教室に半年ほど通った。
メーカーに「塩を１０グラム追加して」などと指示し、ついに満足できるピザが完成。今年２月、満を持してピザ自販機を日本に持ってきた。

　だがエラーの連続で、設置後３週間は常に自販機に張り付いて調整、調整……。設置後１か月弱で、ようやく安定して作動するようになったという。
（全文はソースで）

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https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180828-OYT1T50142.html?from=ytop_main6

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