多くのGREATER DEMONの血を吸った、「MURAMASA BLADE!展」が開幕。 [875588627]

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村正の名刀再び集結…桑名

桑名の刀工・村正の刀剣を集めた特別展「村正２」が、三重県桑名市京町の桑名市博物館で開かれている。
一昨年に開催され「もう一度見たい」と好評だった「村正」展に続く企画。今回は前回を上回る３０本の
村正が全国から集合、初公開の短刀２本も展示されている。

村正は、室町時代後期に美濃（岐阜県）から桑名に移り住み江戸時代初期まで活躍、
初代から３代までが村正の銘を用いたとされる。切れ味がよく、この地方の武将が愛用した。
「村正は徳川家にたたる」との伝説が残り「江戸時代の各大名家では所持を遠慮した」ともいわれる。

今回の展示品にも、銘「村正」の「村」の部分がタガネで削り取られた短刀と脇差しがある。
「村正」と分からぬよう消された可能性もあるという。この脇差しは、四條畷神社（大阪府）に奉納されたもので、
幕末には「反徳川のシンボル」とされたという。

一方で、家康から尾張藩へ受け継がれた徳川美術館（名古屋市）収蔵の村正が展示されているように、
家康本人が忌み嫌ったとの伝承はそのままうのみにはできない。

今回、初公開となる２本は、特別展に伴う調査で所在が判明した短刀で、旧財閥・住友家の秘蔵品という。

東京国立博物館の「大日蓮展」以来１５年ぶりの公開となるのが、村正唯一の重要美術品「妙法村正」。
「妙法蓮華経」と日蓮の命日「十月十三日」の文字が刻まれ、刀工・村正の信仰がうかがえる。

刀剣コレクションで知られる東建コーポレーションから国の重要文化財２本、重要美術品７本なども出品され、
各地の名刀の産地ごとの作風を見比べることもできる。

１１月２５日まで。入館料は高校生以上１０００円。２４日、１１月１１日に学芸員による展示解説がある。

https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20181017-OYTNT50025.html