認知症家族「コンビニが認知症の人を放置するのはおかしい。家の場所が分からないって言ってんだよ？」 [571598972]

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認知症見守り、コンビニ業界が連携　名古屋、系列横断で
認知症が疑われる人が来店したら手を差し伸べよう――。
名古屋のコンビニエンスストア業界が系列の垣根を越え、そんな活動に力を入れ始めた。

きっかけは、認知症が原因で行方不明になった父を亡くした女性の訴えだった。

名古屋市の女性（４４）は昨年、父（当時７２）と死別した。
父は認知症が原因で、外出先から戻ってこられないことがたびたびあった。
失跡前の最後の姿は２０１６年１２月４日。デイサービスから、コートも着ずに出て行ったという。

女性が後日、警察から聞いたところによると、父はその直後、コンビニに立ち寄ったという。
携帯電話の代わりにテレビのリモコンを手にしていたという。
店員に名前を告げ、「家を探しています。電話番号は分からない」と言った。

ところが、ちょうどレジが混み始め、店員が接客する間に店を出て行ったという。

女性は警察に捜索願を出し、ラジオや折り込みチラシも使って行方を捜したが、
父は１７年１月７日、河原で亡くなっているのが見つかった。

「こんなつらい気持ちを他の誰にも味わってほしくない」。
女性は昨年の春先、協会に「コンビニで認知症患者に対応してほしい」というメールを送った。
店員の研修で父の事例を周知するように働きかけた。
https://www.asahi.com/articles/ASL2P43XGL2POIPE00L.html