フランスで魔女がブーム　魔女の復権をめざす署名運動に大臣らが参加 [796936532]

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「万国の魔女よ、団結せよ！」

11月2日、フェミニストのシンボルとして、魔女の地位を復権しようとする著名人女性200人が署名する声明文が、週刊誌「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に掲載された。
この声明文は具体的なアクションを政府などに求めるタイプのものではなく、あくまでも魔女をシンボルとして女性の連帯を呼びかける象徴的なもののようだ。

署名者の中には、フランスのマルレーヌ・シアパ男女平等担当大臣副大臣や、トップレスで抗議行動をおこなう団体「フェメン」のリーダー、イナ・シェフチェンコ、
女優シャルロット・ゲンスブール、アメリカ人の作家で『ヴァギナ・モノローグ』の著者イヴ・エンスラーなどの名前がある。

呼びかけ人は作家のコラリー・ミラーと、研究者で性暴力被害者女性の支援団体「パルレ」（話す）の代表をつとめるサンドリーヌ・ルソーだ。

同声明文は署名サイト「Change.org」にも転載され、1100人以上の署名を集めている（11月7日現在）。
署名者はまだまだ増える勢いだ。

声明文は、魔女狩りが女性をターゲットとした殺人であったことを指摘する。

「男性たちの正義が引き起こしたこの暴力的なキャンペーンが、徹底的に女性嫌悪的な基準でおこなわれていたことを。有罪判決を受けた人の80％、被告の85％が女性だったのだ」

声明文によれば、魔女狩りのターゲットになったのは、男性社会の役に立たないとされた女性たちだった。たとえば、自立した独身女性や子供のいない女性、出産年齢を過ぎた女性たちだ。

声明文はこうした女性たちの中に、男女平等の闘いと女性の権利の獲得の闘いに巻き込まれた女性たちの姿を見る。

「私たち女性は、不当にも魔女と呼ばれた女性たちの後継者、娘、姉妹である。私たちは彼女たちに、男女の平等と女性の権利の獲得という人類のもっとも困難でもっとも長い闘いに、時には不本意ながらもかかわった当事者の姿を見る」

そして、魔女のシンボルの復権と、魔女の後継者である女性への連帯を呼びかけている。

「万国の魔女たちよ。魔女の女性たち──そして私たちを支持する男性たちよ。私たちの連帯とシスターフッドを大きな声で高らかと呼びかけよう」

https://courrier.jp/news/archives/180654/

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