アンファーとかのスカルプシャンプーってハゲ直るの？　高いから迷ってるんだけど [585649614]

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https://digital.asahi.com/articles/ASN2K3K16N2JPTIL00Q.html

高級シャンプー、削られた製造番号　暗躍するグループ

美容室向けの高級シャンプーの製造番号を削り、インターネットで不正転売するケースが後を絶たない。製造番号が削られたシャンプーは、いつ、どこで作られたのかわからなくなり、品質保証されない恐れもある。独自に防衛策を強めているメーカーもある。

いたちごっこ…悲鳴あげるメーカー
　「転売を見つけ、買い取った商品がこちらです」

　案内された倉庫に、収納ボックスが高さ2メートルほどまで積み上げられていた。不正に転売されたシャンプーやリンスなどがぎっしり。トラック1台分はあるという。「口コミで支持を得ているので、信用が失われるとダメージは大きい」。シャンプーメーカー「ドレスポイント」（京都府木津川市）の服部純司社長はそう嘆いた。

　「おたくの品がネットに出ている」。取引先の美容室から情報が寄せられたのは、昨年3月のことだった。サイト上で購入して取り寄せてみると、容器の底にあるはずの製品番号が削られていた。回収するため、約2カ月間で約30万円分を買い取った。

　相談を受けた京都府警は昨年10月末、美容室向けの高級シャンプーやトリートメント計5点の製造番号を削り、ネット上で不正に転売したとして、美容室経営者ら3人を医薬品医療機器法違反（不正表示化粧品の販売など）の疑いで逮捕した。3人は、商品の評価が高いことに目を付け、定価よりやや高い金額で転売していたという。

　同社は美容室での対面販売が基本。しかし、オークションサイトなどで高価格で転売されることも珍しくないという。不正に流れていないか社員2人が毎日、目を光らせている。服部社長によると、回収した商品の中には、製造から3年近くたった古いものや薄められたものもあったという。

　逮捕されたグループが不正転売していたもう一つのメーカー「コタ」（同府久御山町）も、10年ほど前から対応に苦慮している。昨年だけで数百万円分を買い取ったという。ネットを専門に監視する社員は、不正転売している120以上のサイトを見つけ警告してきたが、「いたちごっこで追いつかない」と悲鳴を上げる。

「めっちゃ売れると聞いて」
　シャンプーを含む化粧品は、容器にある製品番号によって製造場所や時期などがわかり、出荷先まで特定できるという。品質に問題があった場合の素早い対応も可能といい、メーカーにとっては生命線だ。医薬品医療機器法は、製造番号などの明示を義務づけている。厚生労働省は「消費者の健康を守り、製造責任を明確にするため」と説明する。

　化粧品メーカーでつくる日本化粧品工業連合会（東京都港区）によると、化粧品の流通ルートは大変複雑という。京都府警の捜査関係者によると逮捕された3人は調べに対して、「めっちゃ売れる商品と聞き、買い入れるようになった。追跡されたくないから製造番号を削った」と話したという。

　国民生活センターには、ネット上で個人が商品を取引できるフリーマーケット（フリマ）サービスなどで化粧品取引をめぐる相談が相次ぐ。担当者は「商品が手元に届いたらすぐに確認し、おかしいところがあれば出品者に問い合わせることが必要」と話している。

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