おしっこは飲むと体に良いとか言われてるけど、うんこはどうなの？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？ [168516317]

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髭男爵山田さんの育児　リアクション過保護やないかーい

漫才コンビ「髭（ひげ）男爵」のツッコミ担当・山田ルイ53世さん（44）には2人の娘がいます。6年のひきこもり経験は、子育てにどう影響しているのでしょうか？子どもへの向き合い方を聞きました。
やまだるいごじゅうさんせい1975年生まれ。ラジオ番組や執筆業でも活躍。著書に「ヒキコモリ漂流記」など
7歳と0歳の娘がいます。
子育てで大事にしているのは、子どもの言動にちゃんとリアクションを返すこと。相手の反応がないさびしさは芸人が一番知っているので。ちょっとしたしぐさに、びっくりしたり、笑ってあげたり。それは「あなたの行動に世界は応えてくれるよ」という自分なりのメッセージです。
ところが、「リアクション過保護」に育てた弊害か、長女は顔芸が大げさな子に。よく言えば表情豊か。少々やりすぎたかもしれません。
次女は昨年6月に生まれました。あやすのは得意で、ひざの裏に手を当てて小刻みに揺らすと喜ぶんですよ。「なんでそれで泣きやむの？」と妻はびっくりしています。ベビーマッサージの新たな流派を生み出せるんじゃないでしょうか。
次女にかかりきりだと、長女はやっぱりさびしそう。「一番大切だし、大好きだよ」とアメリカのお父さん並みに繰り返しています。でも長女が寝ついた途端、「○○ちゃーん！」と声色を変えて次女の元へ。あの声はちょっと聞かせられない。
帰宅すると、長女が「今日は赤ちゃんがこうだった」と報告してくる。これはワナではないか、自分がどんな反応をするか試されているのではと思い、あえて「ふーん」と、そこだけはリアクションを薄くしています（笑）。
なった自分で生きればいい
中2から6年間、ひきこもりになりました。中学受験して進学校に通っていましたが、登校中にウンコをもらしたのがきっかけです。
おやじは高卒で、「下は見るな、上を見ろ」が口ぐせ。大卒の後輩が上司になったとよくぼやいていました。おふくろがかわいがるのは兄貴ばかり。そうした環境もあってか、ほめられたい気持ちが人一倍強く、いい成績をとることだけを考えていました。
かつては成績優秀で、「東大も目指せる」と言われていたのに、思い描いた進路と随分かけ離れてしまったなという思いがありました。今は、子育てという用事ができてよかったと思います。
長女のことをやたらとほめていた時期もありました。でも、これでは自分のようにほめられるために行動する子になりかねないと思い、最近ブレーキを。勉強面でも追い詰めないようにしています。
長女はすでに算数を嫌いになりかけていますが、「宿題をしてもしなくても、パパが大好きなのは変わらないよ。自分で決めなさい」と伝えています。
世間には「夢を持て」「輝いて生きろ」と迫るような風潮があるけど、なりたい自分にならなくても、なった自分で生きたらいい。ただ、できれば僕と違って、人の輪に飛び込んでもストレスを感じない、社交的な人間になってほしいと勝手に願っています。
長女の習い事は、ピアノに水泳に学習塾。そろばんとダンスもやらせようかな。えっ？ちょっとやらせすぎですか？（笑）
人間が人間を育てるのは、非常に難しい。子育てをしてて、腹が立たないはずがないですよね。
「パパ、パーンチ！」という長女の無邪気な一撃がめっちゃ痛かったり、プリントをやってないくせに「やってる」と平気でウソをついたり。純粋に「憎い」と感じる瞬間、正直あります（笑）。
なのに親になった途端に聖人であれ、立派であれと、ハードルが課せられるようでつらいですね。
「これはダメだな」という時は、怒ります。長女が妻にわがままを言っているときに背後から近づくと、すっと静かになります。
「芸人」伝えてないけれど…
ひきこもりになったとき、おやじには蹴り飛ばされ、おふくろには家から追い出された。両親の振る舞いを、子どもながらに「下手だな……」と思っていました。
けど、かつてのおやじはキャッチボールに付き合い、旅行に連れて行ってくれた。おふくろもパンを焼くとか、彼らなりに良い親であろうとしていた。自分が親になったことで、初めて両親を理解できた部分もあります。
長女には自分が芸人であることを伝えていません。仕事を恥じてはいないんです。ただ、親が、社会的には負けや失敗という苦み成分をふんだんに含んだ「一発屋」とされていることを、人生が始まったばかりの子にそしゃくさせるのは酷だと思うから。
それでも長女が描く僕は、シルクハットをかぶる姿。僕の不在時にシルクハットの在庫を数え、「数が合わない。ほら、やっぱり髭男爵じゃん」と言っているそうです