麻原彰晃が死刑になったのになんで安倍晋三は死刑にならないんだ？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？ [827030376]

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https://digital.asahi.com/articles/DA3S14242365.html

オウム幹部の涙、元刑事の悔い　解決まで６年、事件は続いた　坂本弁護士一家殺害から３０年

オウム真理教が最初に外部を攻撃した事件である坂本弁護士一家殺害事件の発生から、４日で３０年を迎える。教団の元幹部に接触し、自供を引き出して３人の遺体を発見するまで６年近くに及んだ長い捜査を、神奈川県警の元刑事が語った。
「何十年か後に事件を語る日が来るかもしれない。そう思って取っておいた」
福島県南相馬市の自宅で、志賀俊明さん（７９）がベージュ色のノートを持ち出した。事件の実行犯の一人で、教団や自らの関与を初めて認めた岡崎一明・元幹部の任意聴取を志賀さんは担当した。ノートには内容が克明に記されている。
１９８９年１１月４日未明、横浜市磯子区に住んでいた坂本堤（つつみ）弁護士（当時３３）の一家がいなくなった。坂本弁護士がトラブルになっていたのはオウム真理教。
捜査員はその実態を知らず「オウムを丸裸に」を合言葉に、組織の把握をめざす周辺捜査から始めた。
■自供へ変化待つ
９０年９月、教団を出奔した岡崎元幹部の居どころを知った志賀さんらは１０日ほど、事件について聞いた。ポリグラフ（うそ発見器）の結果は「クロ」。岡崎元幹部は坂本弁護士の首を腕で絞めて殺害していたが、一貫して「知らない」を通した。
「心境の変化がないと何も言わないだろう」。志賀さんは関係を保ち、機を待った。事件が教団によるものだという決定的な証拠をつかめないまま、５年が過ぎた。凶暴化した教団は、松本サリン事件や地下鉄サリン事件などを次々に起こし、多数が犠牲になった。
「坂本弁護士の事件が解決できていれば、地下鉄サリン事件は起きなかったというのは本当。短期で解決できれば、それに越したことはなかった」。志賀さんは悔悟の念を口にする。「ただ当時、宗教法人に対する捜査の壁は厚かった」
岡崎元幹部は、次は自分が殺されるのではと恐怖を抱いていた。９５年４月、再び自らを訪ねた志賀さんらの説得に、事件への関与を認め、遺体を埋めた場所も明かした。
だが、捜査の段取りなどで５カ月にわたって遺体を捜索できなかった。志賀さんには岡崎元幹部から協力が得られなくなる不安があり、細部を問い詰めることをしなかったという。
■「正直に書けよ」
覚えている瞬間がある。
岡崎元幹部は、３３本に及ぶ上申書を書き、事件の全容解明につながった。上申書を書いている岡崎元幹部に志賀さんは「正直に書けよ」とだけ告げた。
「終わりました」。自首に至る経緯や心情を書き上げた岡崎元幹部の目から涙があふれていた。「真剣に考えて書き、ほっとした涙だったんだろう」
同年９月、供述通りに一家の遺体が発見され、岡崎元幹部は緊急逮捕された。昨年７月、死刑が執行されている。
ただ今に至るまで、捜査員たちは互いの苦労をねぎらう会を開いていない。麻原彰晃元代表が真相について語ることがなかったからだ。「長く、苦しい事件。忘れがたい、でも早く忘れたい、そういう事件だった」
＜坂本弁護士一家殺害事件＞１９８９年１１月、オウム真理教の活動を批判し、「被害者の会」の設立にも携わった坂本堤（つつみ）弁護士（当時３３）と妻の都子（さとこ）さん（同２９）、長男龍彦ちゃん（同１）が、自宅に押し入った教団幹部らに殺害された。
３人の遺体は９５年９月に新潟、長野、富山の３県の山中で見つかった。殺害は坂本弁護士を敵視した教団の麻原彰晃（本名・松本智津夫）元代表の指示によるものだった。