愛知教育大学附属小→愛知教育大学附属中→旭丘高→トヨタ自動車元町工場期間工の愛知エリートが来たぞ [283086809]

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愛知）イベント自粛で花業界ピンチ　売れ行き不振

花き出荷額日本一の愛知県内で、新型コロナウイルスが生花店や生産農家に深刻な影響を及ぼしている。卒業式や歓送迎会など春のイベントが軒並み中止され、花き需要が落ち込んでいるからだ。自治体やJAが購入を呼びかけるPR活動を始めた。
名古屋市中心部の生花店「フローラルはなじん」（中村区）は、2月中旬から予約キャンセルが相次ぐ。今月は例年週10件ほどある注文がほぼゼロ。早川和宏専務は「3月は一年で一番のかき入れ時。
ホテルでの卒業パーティーや歓送迎会など大口取引がなくなり、死活問題になりかねない」と肩を落とす。
日本有数のバラの産地・豊川市。生産農家の近田義之さん（44）は「昨年10月ごろから温室の温度管理に気を使い、この時期に向けて育ててきた。しかし、贈答用の需要が伸びず、価格が低迷している」と話す。
地元のJAひまわりの担当者によると、春の彼岸に向けスプレー菊の需要は見込まれるが、お祝いに適した華やかな色の洋花は売り上げが例年に比べ4割ほど落ち込んでいる。
市場も揺れる。鉢植えの取扱量日本一の「愛知豊明花き地方卸売市場」（豊明市）によると、2月下旬から入荷量が例年に比べて15%ほど落ち込み、平均取引価格も昨年同期比で5%ほど下がっている。
例年なら祝い事や贈り物向けにコチョウランやシンビジウムの取引が増える時期。コンピューター端末がある競り会場は、全国から集まる仲買人らの姿が少なく空席が目立つ。運営する「愛知豊明花き流通協同組合」
の永田晶彦理事長は「5月の母の日に向け、市場は一番活気づく時期を迎える。影響が長引けば市場全体へのダメージも大きい」。
農林水産省によると、3月は年間で最も花の需要が多い時期だが、多数が集まるイベントの中止や延期などを安倍晋三首相が要請した2月末ごろから需要が落ち始め、市場の取引価格も品目によっては例年より1～2割低い状態だという。
同省は6日から「花いっぱいプロジェクト」を続けている。職場や家庭に花を飾ってもらうことを呼びかける運動で、公式SNSなどを通じてPR。地方農政局を通じて自治体にも協力を求めている。
生産者応援職員向け販売会も
愛知県庁では12日、県産の花を買って生産者を支援する職員向けの販売会があった。田原市産のバラやガーベラなど2千円から3千円前後の花束を、産地直売価格の1千円で販売した。地元のJA愛知みなみの担当者は「近くの花屋や農協で愛知の花を見かけたらぜひ買ってほしい」とPRした。
豊橋市役所でも13日、職員向けに花束を販売。デルフィニウムやバラなど東三河産の花で、1束1千円と2千円の2種類が計237束用意され、職員たちが仕事の合間に買い求めた。市農業支援課は「生産者を応援してほしい」と話す。
豊川市のJAひまわりは13日、農家から買い取ったバラとガーベラの切り花4500本を、本支店を訪れた人にプレゼント。小坂井支店では窓口を訪れた人にバラ1本、ガーベラ2本の花束を手渡した。窓口を訪れた女性（79）は
家にお客さまが来るのでちょうどよかった。さっそく飾ります」。担当者は「感染を避けるため、自宅で過ごす時間が増えているはず。花のある生活を楽しんでほしい」と呼びかけていた。（松永佳伸、宮沢崇志、床並浩一、江向彩也夏、高原敦）
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愛知県の花き2017年（最新）の農林水産省の統計では、県内の年間の出荷数量と金額は、切り花類が約6億本・約310億円、鉢もの類が約5千万鉢・約231億円でいずれも都道府県別の日本一。花き苗や球根なども含めた花き全体の出荷総額約597億円も日本一を誇る。