麻原彰晃が死刑になったのになんで安倍晋三は死刑にならないんだ？？？？？？？？？似たようなもんだろ [757241426]

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https://digital.asahi.com/articles/DA3S14412175.html
再び「暴走」、信徒の危機感
東京近郊のアパートの一室。携帯電話ケースなどをネット販売する会社というが、ドアのシールに社名が小さく記されているだけだ。シートのようなもので内側は覆われ、中の様子はうかがい知れない。
今月上旬、部屋から出てきた社長の男性は言葉少なながらこう話した。「上層部が同調圧力を働かせたときに何が起こるのか。それを懸念している」
男性はオウム真理教の後継団体「アレフ」の現役出家信徒。規律違反を理由に教団から除名され、住居の教団施設を退去するよう訴訟を起こされて反訴し、オウム真理教元代表・松本智津夫（麻原彰晃）
元死刑囚の後継争いに端を発する教団の「暴走」を主張した。教団は一審、二審とも上訴して争ったが、判決は、教団に「信教の自由の逸脱」があったと認め、除名処分を無効と判断。昨秋確定した。
訴訟での男性の陳述書によると、男性は地下鉄サリン事件前年の１９９４年、松本元死刑囚の会社でパソコン関係の仕事をしたのをきっかけにオウム真理教に入信。大手鉄鋼メーカーを辞め、全財産を寄付し、衣装ケース２箱だけを持って出家した。遺体の引き取り先を教団に委ねる遺言状も書いた。
事件後はアレフに再び出家した。判決などによると、松本元死刑囚の次男を後継者に復帰させようとする幹部信徒らと、反対する信徒らとの対立が次第に先鋭化した。
１４年１月、教団から分派しようとする活動に加わったとして、幹部が女性信徒を指導した末に負傷させ、さらに「長期修行」を拒否したとして除名したという。
男性はネットの信徒向け掲示板にその内容を投稿。すると３カ月の長期修行入りを命じられ、拒否すると、除名されたという。
ほかにも同様に複数の信徒が除名処分に。長期修行では、教団が指定した場所で外部との連絡を絶ち、松本元死刑囚への帰依を唱えながら床に体を投げ出してはわせる立位礼拝や瞑想（めいそう）をひたすら繰り返すという。
教団側は「宗教は世俗の価値判断や経験則とは全く違う世界を形成しうる。宗教団体による規則の解釈が常軌を逸していたとしても、基本的にはそのまま尊重されなくてはならない」と主張したが
判決はこうした修行の強制を懲罰的と判断。「信者の基本的人権を無視するもので信教の自由を逸脱し、許されない」と指摘した。
男性は、陳述書の中で松本元死刑囚を「尊師」と呼び、今も信仰をうかがわせる。訴訟では「反省からまともな宗教団体になると信じて再出家した」とし、危機感を示していた。「このまま暴走がやまなければ、どこかのタイミングで凄惨（せいさん）な事件が起きてもおかしくない」
■カルト、ＳＮＳで勧誘
オウム真理教のように、「カルト」といわれる団体はいまもあり、勧誘活動が所々で行われている。
近年目立つのが、ツイッターなどのＳＮＳを利用した手法だ。
カルト問題に詳しい大阪大学の太刀掛（たちかけ）俊之教授によると、架空のサークルのホームページやアカウントをつくり、検索されそうな「＃春から○○大学」といった言葉をハッシュタグ付きで投稿。
検索ですぐにたどり着かなくても、プロフィルの大学や検索履歴などから「知り合いかも」などとしてＳＮＳで表示されてしまう可能性もあるという。キャリア形成やモデルを目指すサークル、ボランティアや清掃活動をする団体など種類は様々で、「偽装」と気づきにくいという。
イベントやお茶会などに誘われて人間関係ができ、サークル内での役割なども与えられる。カルト団体とわかるのはその後。すでに縁を切るのは難しい状況になっているという。
そうした団体に共通する問題の一つが「人権を侵害される点」で、教えに従うと、自由な時間が徐々に無くなり、休んだり睡眠をとったりする時間も削られていく。体力が消耗し、適切な判断能力が奪われていくという。色々な理由をつけて金銭を要求されるケースもあるという。
どのように注意を払えばよいのか。太刀掛教授はネット上の偽装サークルの特徴として、団体名が書かれていない▽活動場所が学外のみ▽詳細は申し込み後に説明――などの点を挙げる。「団体の過去の活動を検索するのも手。偽装の場合、過去の具体的な活動が出てこない」と指摘する。
かつてカルトとして認知された団体でも最近はその名称すら知らない学生も多い。太刀掛教授は「入学シーズンは特に勧誘が盛ん。カルトの活動は続いていることを念頭に、学校に公認団体か確認するなど慎重になってほしい」と注意を呼びかける。（小早川遥平、鶴信吾）
◆キーワード
＜オウム真理教のその後＞後継団体「アレフ」から２００７年に「ひかりの輪」、１５年にはさらに別の団体が分派した。