集近閉の来日、白紙へ [158879285]

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習近平氏の来日、年内困難に　香港の統制強化などで国賓招待に反発広がる
毎日新聞2020年6月6日 16時22分(最終更新 6月6日 16時22分)

　中国による香港の統制を強化する「国家安全法制」の新設決定や東シナ海での海洋活動活発化を受け、政府・与党内で中国の習近平国家主席の国賓来日への反発が広がり、
年内の実施は困難な見通しとなった。両政府による日程調整は当面見合わせる。

　自民党外交部会などは2度にわたり、中国の対応を非難する決議をまとめた。
5月29日に国家安全法制新設を非難し、国賓来日の見直しを政府に要請。
6月4日には、中国公船が5月に沖縄県・尖閣諸島周辺で日本漁船を追尾した行動を「洋上のストーカー行為」と強く批判し、領海侵入への厳重抗議を要求した。

　もともと、習氏の来日は新型コロナウイルスの感染拡大で延期され、当初は秋の来日が有力とされていた。
ところが中国の初動対応などを巡る米中対立が激化し、中国が5月末に新設を決定した国家安全法制で国内外の批判が急速に拡大。
外務省関係者は5日、日程調整を中断したことを明かした。

　また、河野太郎防衛相は5日、相次ぐ中国公船の領海侵入や中国空軍機の領空接近、南シナ海での行政区新設への懸念を表明。
その上で「感染が落ち着いた後の国賓来日をどう考えるか、安全保障状況を反映しながら政府内でしっかり議論したい」と述べた。【田辺佑介、畠山嵩】

https://mainichi.jp/articles/20200606/k00/00m/030/079000c