猫エサ買いに行くからのオススメ教えろ [838337483]

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https://digital.asahi.com/articles/ASN657L03N61UUHB01H.html

ネコパンチ、爆竹なんのその　サルの強すぎる「ネコ愛」

野良ネコと戯れるサル。栃木県日光市の住宅の庭先で最近、そんな光景が見られるようになった。「眠り猫」と「三猿」の彫刻で知られる世界文化遺産・日光東照宮の地元とあって、住民も温かく見守っている。

　日光市野口の金属加工業寺山一昭（かずあき）さん（71）宅の庭先に5月下旬、1匹のサルが現れた。もともと姿を見せていた野良ネコに恐る恐る近づいたところ、いきなり「ネコパンチ」をくらって威嚇された。

　それでもあきらめず、寝そべって手招きしたり踊ったり。まるで気に入ってもらおうとしているかのように、必死にアピールした。すると、ネコも静観するようになって、互いの距離は日に日に縮まり、見つめ合うようになった。

　そんな様子を、寺山さんは妹の敦子さん（66）と窓越しに観察してきて、目が離せなくなった。

　自宅は、青々とした稲の苗が初夏の風に揺れる田園地帯の一角。10年ほど前からネコを飼い、今は5匹いる。庭には飼いネコが歩いて運動できるよう、高さ約1.7メートル、上下2段の「キャットウォーク」を設置した。数年前から野良ネコが遊びに来るようになったが、今度はサルも。姿や顔つきなどから子どもらしく、人に慣れている様子で怖がらないという。

　市内では数年前、土産物店などでサルに食べ物を奪われる被害が相次いだため、市が市民に爆竹などを配り、追い払うよう対策を取ったこともあった。

　寺山さんも当初は迷惑に思い、自宅に現れたサルを爆竹で追い払った。エサも与えていない。それでもサルはほぼ日参し、朝から夕方まで、お目当ての野良ネコと戯れる。キャットウォークの下の段でネコがくつろいでいると、上の段から見つめ、手招きする。気付いたネコに見つめられると、近づいて寄り添う。

　寺山さん兄妹は「新型コロナウイルスの恐怖で気分がめいる中、可愛らしいというか、滑稽というか、ほのぼのとした光景に癒やされています」と言う。