ニューハーフヘルスＬＩＢＥ東京新宿歌舞伎町店働いてるから来てくれ。　女とやるより絶対気持ちいいよ　男同士の方が気持ち良い [152160128]

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東京）ニューハーフ、ニューヨークへ　一ノ瀬やす子さん

かつて“美人ニューハーフ”としてテレビや映画に出演し、人気を集めた一ノ瀬やす子さん（４９）が、ショービジネスで海外挑戦を目指している。「夢は実現しなくちゃ気がすまないの」。１６年間営業してきた都内のショーパブは７月１１日に閉店する予定だ。

　ＪＲ立川駅南口近くのショーパブ「杏門（あもん）」（立川市柴崎町３丁目）。大音量の音楽が流れ、きらびやかな照明が店内を照らす。

　舞台に立つ華やかな衣装の１０人は、「ニューハーフとオカマが５人、男性が４人、女性が１人」（一ノ瀬さん）。コメディーだけでなく戦争や民族問題などもテーマに織り交ぜ、アクロバティックなダンスやバレエで観客を魅了する。約４０分のショーの構成は一ノ瀬さんが考え、衣装もほぼ手作りだ。

　閉店を控え、９２席は連日予約でほぼ満席。家族連れや女性グループ、赤ちゃんを抱いたママも。常連という神奈川県相模原市の会社員、内藤基徳（もとのり）さん（５６）は「家族で楽しめる」と妻や娘と来店。二人の娘を連れた青梅市の歯科助手、土屋優子さん（３１）は「宝塚やディズニーランドのような非日常が魅力」と話した。

　一ノ瀬さんは昭島市出身。高校時代、心が女性であることをカミングアウトした。１９８８年にフジテレビ系のバラエティー番組「笑っていいとも！」に出演して人気を集め、映画やドラマ、女性ファッション誌でも活躍。「今のように『オネエ』が受け入れられた時代ではなかったけど、差別も気にならなかった。夢があったの」

　先輩や後輩には、酒に溺れ、借金を背負う人も多かった。自殺した人もいる。結婚や子どもを産めないことで悩む人をたくさん見てきた。自身も大好きだった男性との結婚をあきらめ、落ち込んだ時期がある。

　だが、「女性として輝き続け、ニューハーフのお手本になろうと決めたの」。２０代のころは新宿の有名店でショーに出て、９９年、立川でショーパブを開いた。「ニューハーフたちが働ける場所を作ろう」。地域密着を目指した店は、性的マイノリティーの人たちの駆け込み寺になり、性同一性障害の子を持つ親から相談を受けることもあった。

　４年前の東日本大震災。自粛ムードの中、来店客は激減したが、被災地での復興支援公演ではたくさんの人たちが笑い、喜んでくれた。「お客を待っていてはダメ。ショーをしに行こう」。２０代の頃から４０回ほどニューヨークを訪れ、ショーやファッションを研究してきた。知り合いもいる米国挑戦を決めた。

　９月に渡米し、ニューヨークやセドナなどの劇場でショーを開く。世界的なサーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメンバーも加わる予定だ。この４年、海外公演を意識したショーの構成を練りあげてきた。「本気でやれば、何でもできる」

　「杏門」のショーは午後６時からと同９時からの２部制。７月１１日の最終日はすでに満席。

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