「コロナ感染者の減少は保健所が追跡調査をやめたせいではない」ことが確実である4つの理由 [286769657]

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コロナ患者減「保健所が追跡調査やめたせい」が違うわけ

新型コロナウイルスの感染者数が減る中、ツイッター上では「#感染者激減」というハッシュタグがトレンド入りした。
一方で「保健所が濃厚接触者の追跡をやめたからでは」というコメントも多い。実際、どうなのか。

感染者は大幅に減少
　国内全体の新規感染者数は、1月8日の7875人がピークで、2月に入ってからは3千人を下回る日が続く。
菅義偉首相も2日の記者会見で、「新規感染者数は大幅に減少した」と強調した。

　だが感染者が急激に増え、保健所の業務が逼迫（ひっぱく）する中、感染経路や濃厚接触者をたどる
「積極的疫学調査」の範囲をせばめるところが出てきた。
病院や高齢者・福祉施設などでの感染者を優先し、それ以外の感染者は原則、追跡しないという方針だ。

　神奈川県内の保健所は、1月9日からこの方針で動いている。

　9日の1日あたりの感染者数は県内過去最多となる995人。
だがその日がピークとなり、31日は390人、2月4日は224人と減った。

　数字だけみると、保健所が追跡調査をやめたのに伴い、感染者が減ったようにみえる。

　だが、横浜市保健所の担当者はこう断言する。

　「多少は影響があるかもしれないが、間違いなく感染者は減っている」

https://www.asahi.com/articles/ASP2542FZP24UBQU001.html

以下有料記事の要旨

・現在は症状があればほとんどの人が検査を受けているが、医療機関からの新型コロナの発生届は減っている

・感染者数のうち、無症状患者の割合は常に一定である

・「接触歴等判明者数」と「接触歴等不明者数」は両方とも減っている
（もし感染者との接触がわかっている人だけが減り、接触がわからない人が減らなければ、追跡調査をやめた影響で感染者が減った可能性がある）

・陽性率が低く、感染者をきちんと捉えられている