亀田和毅選手、次戦のファイトマネーを老人ホームに全額寄付することを発表。井上尚弥選手と「日本人対決がしたい」と望み、意気込んだ [565880904]

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　プロボクシング元世界２階級王者の亀田和毅＝ＴＭＫプロモーション＝が１５日、大阪府枚方市内の住宅型有料老人ホーム「幸　ｐｒｅｍｉｕｍ　御殿山」を訪問し、次戦のファイトマネーを全額寄付することを発表した。

　２０日にオープンを控える同ホームでは、自身初の社会貢献活動としてアンバサダーを務め、開業に向けて準備段階から協力態勢を敷いてきた。
次戦に予定する世界戦のファイトマネーを介護用品や福祉用具として、全額寄付する意向を表明。
亀田は「今まではボクシングをやって試合を通じて元気づけたり、勇気づけたりしてきたが、また違う、具体的な形で協力できないかと考えていた。応援してくれる人がいて、自分も人のために何かしたい」と話した。

　この日の視察は普段と違うスーツ姿で、寝たきりの状態のままでも入浴できる１０００万円超の「特殊浴槽」に驚きの表情を見せたり、真横にも移動できる電動車いすを体験したりした亀田。
施設の充実ぶりに感激しつつ、メキシコでの新たな夢プランも告白。
「夏にメキシコシティにジムが完成する。貧しい選手や子どもたちを無料で練習させて、宿泊もさせて。向こうは環境が整っていないので、日本の技術を持っていって何かをできれば。ここで学んだノウハウをそちらでも生かしたい」。
第二の故郷とするメキシコでの“オーナー”としての活動にも意欲を示した。

　本業のボクシングでは昨年１２月にメキシコで行われた、ＷＢＡ世界スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）王座挑戦者決定戦で、同級１０位ヨンフレス・パレホ（ベネズエラ）に３―０の判定勝利。
現在はＷＢＡ＆ＩＢＦ世界スーパーバンタム級統一王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）との世界戦実現を目指し、調整を進めている段階だ。
「まだＷＢＡから（次戦の）連絡はない。それでも、今年中にはできると思っている。今回の件でまたモチベーションも上がったし、子どもが生まれてまだチャンピオンになれていない。次のベルトをまた子どもに持たせて上げたい」と王者返り咲きに気合十分。
さらには「井上（尚弥）チャンプが階級を上げてくるという記事もみたので、来年は日本人対決できればいいなと。ボクシング人気が落ちてきていて、もう１回、復活させるには日本人対決だと思う」と意気込んだ。

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