竹中平蔵さんと会ってくる。有名な方だから楽しみだ😀 [504548732]

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竹中絢音　美しすぎるアームレスリング界の女王に密着「私は″世界最強″になりたい!」

「世界大会で優勝したけど、嬉しいのは一瞬。まだここは通過点だから、私は常にハングリーな挑戦者でいたいんです！」

爽（さわ）やかな笑顔から見え隠れする闘志を纏（まと）い、ハツラツと言い切るのはアームレスラー・竹中絢音（あやね）（24）だ。’22年には『ＡＪＡＦ全日本アームレスリング選手権大会』男子の部（Ａ２）で女性として史上初優勝、’23年『ＷＡＦ世界アームレスリング選手権大会』シニア女子-55㎏級左右優勝など、数々の功績を獲得した。

逞（たくま）しい筋肉とキュートな美貌を持つ彼女は、６年前に″可愛い筋肉女子高生″と話題になり、今や世界を股にかけて活躍する注目のアスリートとなった。

「父がアームレスリング選手だったのをきっかけに、10歳の時に始めました。父は多趣味でギターや空手をやっていて、私も一緒に挑戦してみたんですが、全部１年以内に飽きちゃって……。唯一のめり込んだのが、アームレスリング。競技を始めた瞬間から″世界一″を意識し始めて、11歳の時には『世界チャンピオンになる』と家族に宣言していました」

10歳の女の子をそこまで虜（とりこ）にしたアームレスリングの魅力は何なのか――。

「長い時間をかけてトレーニングをしたり減量をしたりするのに、技術やパワーをその一瞬に出し切って勝負をする。勝ちに行き着くまでの過程は複雑性を帯びているのに、勝敗は極めてシンプルでわかりやすいという点が好きです」

これまで数々の大会に出場し、屈強な男性や体重が自分の２倍以上ある相手も破ってきた。強さの秘密は、「感覚より頭脳で戦う」性格にあるという。

「私が最も大事にしているのは、『頭を使うこと』です。勝った時や負けた時の感覚を言語化し、トレーニングノートに残すようにしています。感覚を思い返すことでその″感覚″を改めて自分のものにする。力に身を任せているように見える競技ですが、相手と手を握り合った瞬間から『自分側へ引き寄せられるか』とか、『こちらの弱点を悟られないようにする』とか……指の一本一本や関節レベルの駆け引きをしているんです」

◆FRIDAYだけに明かした素顔

並々ならぬ努力の一方で、食生活は基本的に「好きなものを好きなだけ食べる」自由なスタイルだというから驚きだ。

「好きな食べ物はお寿司です！　でも、マックや二郎系ラーメンも食べにいきますよ。大切なのは食事の質とタイミング。私の場合、食事を変えてから体重が落ち始めるまでに約２週間かかります。なので、減量開始の２週間前から鶏胸肉や野菜をメインの食事に変えて減量メニューに移行します。毎日同じものを食べるのは考える手間が省けるし、トレーニングや練習での疲労や調子の波が分かりやすくなる。試合に向けてピーキングがしやすくなるので効率的なんです」

程よくストイックに、程よくリラックスするのが彼女の考え方だ。アームレスリングに真摯（しんし）に向き合いながら、休日はどう過ごしているのだろうか。

「そもそも私生活にあんまり執着がなくて、家にはテレビがないんです。アームレスリングの時以外は、寝ているか、カラオケにいることが多い。朝７時から正午まで約５時間、一人カラオケをすることも……。好きな歌ですか？　Superflyや宇多田ヒカル、アン・ルイスの『あゝ無情』を歌います（笑）。好きな男性のタイプは笑顔が素敵で、カラオケで一緒に歌える人が最高ですね！」

多くの偉業を成し遂げてきた彼女を″世界最強″と謳（うた）う人も多いが、本人に満足感はない。今は次の目標を″３年以内″に実現することだけに集中している。

「大会で優勝したらもちろん嬉しいですが、本当の嬉しさではないというか……。今年は勝てたけど次戦ったら負けるかもしれないって考えて、不安になることもたくさんあるんです。小学生の時は『世界チャンピオン』が目標で、中学生の時には『世界連覇』が目標に変わった。１回優勝しただけでは最強とは言えないから、連覇して自分の名前を世界中に轟（とどろ）かせたい！　まだまだ夢を叶える途中なので、初心を忘れずひたむきに取り組んでいきたいです」

貪欲（どんよく）であり続けること――それこそが、竹中絢音の信念なのだ。